医療機関からのご依頼を多く頂いております
当事務所では、医療分野に関するご依頼を多く頂いており、IT分野においては、医療機関の風評被害や誹謗中傷の対応・削除をしばしば行っております。
自身の命を預ける病院選びにおいて、信頼性を重視されるのは当然のことと言えます。
しかしながら、医療機関自体は適切な診療行為を行ったにもかかわらずgoogleの口コミ等で、誹謗中傷されることもあります。
インターネット上の誹謗中傷や風評被害でお悩みであれば、削除要請の交渉、発信者情報開示請求・削除仮処分等の法的対応も可能ですので、一度ご相談ください。小さな口コミ・誹謗中傷でも、徐々に広がり、病院・診療所の経営・信頼を大きく損なうおそれもあります。小さな問題だから大丈夫だと自己判断せず、一度弁護士までご相談いただくことをおすすめします。
対応可能な内容の一例
法人からの依頼
訴えられた側の依頼
誹謗中傷の削除
発信者情報開示請求
名誉毀損による刑事告訴・慰謝料請求
著作権トラブル
弁護士としての心構え
私は、ご依頼者様と接する際、ご依頼者様にとって有利な情報・不利な情報を両方包み隠さずお話しするように心掛けています。不利な情報までお伝えする理由は、ご依頼者様との信頼関係を構築するために必要だと考えているからです。
「この先生であれば、自分に不利な内容でも率直に伝えてくれる」と思っていただくことで信頼関係が生まれ、たとえ案件処理が結果的にご依頼者様の利益実現につながらなかったとしても、ご依頼者様から納得していただけると考えています。
弁護士の志望動機
私が法曹界を目指したきっかけは、身内に法曹関係の人がいたことです。物心ついた頃からその人の働きぶりを見ていて、「自分も法曹になってみたい」と思うようになりました。
社会に出る前は、「会社員は会社の利益を基準に働く」「法曹資格者は法を行動基準として働く」というイメージを持っており、自分の信念を曲げずに法と証拠に基づいて行動できる仕事だと考えておりました。
今では、企業でも社会全体の利益を重要視する考え方も浸透してきていますが、私が学生の頃はそこまで見通せておらず、結果的に、法曹界に対する強い想いが進路選択の決め手となりました。
職歴
私は、弁護士になる前に、裁判官や訟務検事の職を勤めた経験があります。
1995年4月~2000年3月
千葉地方裁判所判事補(民事部)
大分地方裁判所判事補(民事部・刑事部)
2000年4月~2003年3月
訟務検事(広島法務局訟務部付)
2003年4月~2006年3月
東京地方裁判所判事補・判事(刑事部)
2006年4月
弁護士登録(第一東京弁護士会)
2006年4月~2012年1月
窪田法律特許事務所、サン綜合法律事務所に勤務
2012年2月
三羽総合法律事務所パートナーに就任
2013年5月
MLIP経営法律事務所設立
卒業後、裁判官になりました
法曹界での仕事は、裁判官の職位の1つである「判事補」からのスタートでした。大学のゼミの先生が元裁判官で、進路相談で裁判官を勧められたことがきっかけで、裁判官に興味を持ったのです。最終的な決め手として、その当時は自分の人物鑑定眼に自信がなく、専ら依頼者の言い分に基づき判断するよりも、対立する両方の意見を聞いて判断するという仕事内容の方が、弁護士と比べて性に合っていると思ったというのがあります。
裁判官等として、刑事、民事、行政事件を、それぞれほぼ3分の1ずつ経験しました。3年間法務局の訟務部門に出向し、国や地方自治体等が当事者となる国家賠償訴訟・行政訴訟・税務訴訟における行政庁側の指定代理人として対応しました。
弁護士に転身した理由
弁護士に転身した理由の1つはプライベートなことなのですが、もう1つは、裁判官としての経験からです。裁判官は、どうしても人事に将来の仕事内容が左右されてしまいます。弁護士として得意分野や注力していきたい分野の中で社会貢献していく方が、今後の自分の法曹としての人生を考えて望ましいと思うようになりました。
注力・得意分野
私が特に力を入れている分野は、医療分野です。主に医療機関側の法務・労務問題や知財関係をサポートするご依頼などが多いのですが、ほかにも労働者の脳・心臓疾患や精神疾患の労災認定など、医療が関わる法律問題の解決を得意としています。
医療分野に力を入れることになったきっかけ
医療分野に注力するようになった直接的なきっかけは、訟務検事として国立病院の医療訴訟の指定代理人になったことです。
今では、医療従事者は新型コロナウイルス感染症の関係で様々なトラブルが起こり得る状況になっており、クラスター発生やワクチン接種の副反応をめぐる問題で訴えられるようなことも考えられます。ただでさえ未曾有の有事ともいえる厳しい医療対応を行っている中で、訴訟まで提起されたら、さらに大変な状況に置かれてしまいます。
患者の方にも、事故で大切なご家族を亡くされたり、後遺症等が残存したりして辛い状況になる側面がありますが、私は医療側の代理人という立場からより良い医療を目指すことで、患者や社会にとっても受け入れ可能な最善の医療を実現することができると思っています。
また、平成25年に成立した再生医療等安全性確保法の下で再生医療を安全に提供していくために必要な審査を行う認定再生医療等委員会を、私の事務所が中心になって組成し、厚生労働大臣から認定を得ることができました。
医療は、人の生命や健康に関わる大切な仕事です。最前線にいる医療関係者を法的にサポートすることが社会全体の利益に繋がると思っています。医療の最適化のために、法律を中心に問題解決に取り組んでいくことを目指しています。
資格
私は、弁護士以外の資格として、「弁理士」「公認不正検査士」「登録政治資金監査人」「医療経営士1級」の資格を取得しています。理由は、仕事上関わりのある資格を取得しておくことで、案件処理に当たってより質の高い提案ができたり、専門性を示したりすることができると考えたからです。日々の業務の合間に勉強をしながら、必要になりそうな資格の取得を目指しました。
弁理士
弁護士であれば、登録によって弁理士資格も取得できます。知財関係のご依頼で特許庁への手続等を代理できますし、企業法務のご依頼を受任するに当たり、知財関係で専門性を示せる点も強みだと考え、弁理士登録をしようと決めました。
公認不正検査士
公認不正検査士(CFE; Certified Fraud Examiner)とは、アメリカに本部を置くACFE(Association of Certified Fraud Examiners; 公認不正検査士協会)が認定する資格で、日本では民間資格とされています。
組織内外で発生する不正を調査し、組織の健全性を守るための取り組みで専門性を発揮する資格です。主に会計の分野で重視されており、独立前に所属していた法律事務所で第三者委員会等の業務を行う際に必要性を感じ、取得しました。
登録政治資金監査人
登録政治資金監査人は、政治資金規正法の規定に基づいて登録が認められており、政治家の政治資金の出入りを監査する業務を行います。
医療経営士1級
医療経営士の資格は、簡単に言うと医療経営のコンサルティングをに関する民間資格です。顧問先に医療法人や医療ベンチャーが多いため、顧問先に経営の面でのアドバイスもできればと思い、取得しました。法律的な観点に基づいた助言だけでなく、医療経営の全体を俯瞰できる立場から、説得力あるアドバイスをすることができます。
趣味
趣味は読書です。歴史の本を読むのが好きで、時代小説や学術的なものなどを読んでいます。時代や場所なども特定せずに、幅広く歴史物を楽しんでいます。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言もありますが、歴史の本の面白さは、過去の歴史からの視点で現代の動きや問題点を捉えることができるところにあります。
また、自宅での筋トレも習慣化していて、コロナ禍でおうち時間が増える前から、5~6年は継続してやっています。プッシュアップバーで腕立て伏せ+重りを持ってスクワット+αくらいのメニューですが、習慣化していることもあって、やらないと少し気持ち悪い感じがします。
事務所開設理由
当事務所を開設した理由は、自分で独立して事務所を開設した方が自由度高く、コストも抑えられ、さらに注力分野の専門性を追求できると考えたからです。
事務所の強み
当事務所の強みは、医療や知財を専門的に対応してきた実績があることです。特に医療分野に関しては、医療経営士の資格もあるので、法律・経営など様々な方向からアドバイスできます。
今後の展望
今後の展望として、医療分野には注力し続けたいと考えています。医療知財に関する対応にも、積極的に取り組んでいきます。
立地
東京都港区新橋2丁目2番3号 ル・グラシエルBLDG. 28-5階
アクセス
都営三田線「内幸町」駅 A1番出口を出て
①目の前のみずほ銀行の脇にある道を左折します
②そのまま直進すると右手に見える、1階入口に「裕芳ビル」と表示されたビルの5階です
相談の対応体制について
営業日は平日の9:30〜17:30ですが、それ以外の時間帯でもご希望を踏まえて対応いたします。土日祝日の相談をご希望の場合は、お電話にて平日に面談予約を承っております。