詳細は各法律事務所の料金表をご確認いただくか、直接お問い合わせください。
当サイトでは、有料登録弁護士を優先的に表示しています。また、以下の条件も加味して並び順を決定しています。
・検索時に指定された都道府県に所在するかや事件対応を行っている事務所かどうか
・当サイト経由の問合せ量の多寡
ステラ綜合法律事務所
北海道札幌市中央区南1条西13丁目317-3フナコシヤ南1条ビル6階
ただいま営業中
09:00〜23:00
弁護士 鈴木 一(パークス法律事務所)
東京都中央区日本橋兜町20-5 兜町八千代ビル2階
ただいま営業中
00:00〜23:59
弁護士法人LEON
東京都中央区東日本橋二丁目7番1号J.NODE東日本橋Ⅱ 3階
ただいま営業中
00:00〜24:00
ミカタ弁護士法人
東京都千代田区丸の内1-9-2グラントウキョウサウスタワー6階 606
中山Drive法律事務所
仙台榴岡法律事務所
宮城県仙台市宮城野区榴岡一丁目6-37TM仙台ビル4階
弁護士法人C-LiA
東京都千代田区神田神保町1-14-3 MTO神保町11階 ※営業時間につきまして、平日18時~23時の間はメール・LINEにてお問い合わせを受け付けております。ご返信につきましては、翌平日の9時~18時にてご連絡差し上げます。あらかじめご了承のほどお願い申し上げます。
ただいま営業中
10:00〜23:00
弁護士法人エッグ
東京都千代田区岩本町3-7-15VORT秋葉原Ⅶ 10階
ただいま営業中
00:00〜23:59
グラディアトル法律事務所
新潟県新潟市中央区東中通2番町275-1GrowEast2階
ただいま営業中
00:00〜24:00
弁護士法人エッグ
東京都千代田区岩本町3-7-15VORT秋葉原Ⅶ 10階
ただいま営業中
00:00〜23:59
樹氷の森法律事務所
からんこえ法律事務所
営業時間外
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弁護士 豊田 雄一郎(フリューゲル法律事務所)
東京都文京区白山2丁目2−11岡本ビル 303号室
営業時間外
お問合せは受付けておりません
ネット誹謗中傷に強い北海道のIT弁護士が回答した解決事例
・当サイトの有料登録弁護士の事例、無料登録弁護士の事例の順に優先的に表示
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また、同じ優先度の事例については、無作為に並び順を決定し、且つ、定期的にその並び順を変更しております。
北海道でネットの誹謗中傷に気づいたら
SNSや掲示板で自分への悪口を見つけたら、反論のコメントを書き込む前に、その画面を保存してください。保存した画面さえあれば、投稿を消させるのか、書いた人を突き止めて責任を問うのかを、後から落ち着いて選べます。北海道には道が独自に設けたネット誹謗中傷の弁護士相談はありませんが、札幌弁護士会の法律相談センターは相談料がかからず、道内に住む人なら弁護士に無料で電話相談もできます。最初に弁護士から進む方向を聞いておき、書き手の特定や慰謝料の請求が必要だと分かった時点で依頼すれば、手続を選び直す手間なく解決へ進めます。
いまの状況から選ぶ最初の一手
- 「殺す」「家に行く」など、身の危険を感じる書き込みがある
- 相談の予約を待たずに110番か最寄りの警察署へ連絡してください。生命や身体に害を加えると告げて脅す行為は、2年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金に当たる脅迫罪です(刑法222条1項)。
- 悪口を見つけた直後
- 投稿の本文、アカウント名、日時、URLが入る形で画面を残してから、削除を求める段階に移ります。投稿が消えた後は、何を書かれたかを示せるのが手元の保存画面だけになります。
- とにかく投稿を消してほしい
- 方法は、運営者に申し出る、法務局に頼む、裁判所の仮処分を使う、の3通りです。それぞれの進め方は北海道でSNS投稿削除に強い弁護士のページで扱っています。
- 匿名の書き手が誰なのか知りたい
- プロバイダの通信記録が消えると特定できなくなるので、保存した日のうちに弁護士へ連絡してください。開示の手続は北海道で情報開示請求に強い弁護士のページで詳しく説明しています。
- 性的な画像や撮影をめぐる被害がある
- 北海道と札幌市が共同で運営する性暴力被害者支援センター北海道「SACRACH(さくらこ)」が、#8891で24時間相談を受けています。画像の削除を急ぐ手順は北海道でリベンジポルノに強い弁護士のページにまとめています。
- 子どもがSNSで悪口を書かれている
- 道教委の北海道子ども相談支援センター(0120-3882-56)は、毎日24時間、無料・匿名で子ども本人と保護者の相談に応じています。
出典:e-Gov法令検索「刑法」、北海道「性暴力被害者支援センター北海道(SACRACH)」、北海道「子ども・若者の相談窓口」
札幌弁護士会なら相談料は無料
北海道で弁護士に誹謗中傷を相談するとき、最初に押さえたいのは、住んでいる地域の弁護士会によって相談料が違う点です。札幌弁護士会の法律相談センターは、どのセンターでも相談料を取らず、一般の相談は30分以内です。札幌弁護士会はサイトでも、ネット上の誹謗中傷のトラブルを法律相談センターで受け付けると案内しています。
札幌弁護士会で無料で使える相談
- ハロー弁護士相談(電話)
- 011-281-8686、月〜金曜の10時〜16時、1回15分程度。北海道に住んでいれば、分野を問わず弁護士に電話で直接聞けます
- 札幌法律相談センター
- 月〜土曜の日中に加え、月・水・金曜は18時〜19時30分の夜間枠があります。予約は011-251-7730
- 新さっぽろ法律相談センター
- 土日も含めて毎日、10時30分〜12時と13時30分〜16時に開いています。予約は011-896-8373
- 札幌市外の7センター
- 小樽・滝川・岩見沢・室蘭・苫小牧・岩内・新ひだかにもセンターがあり、相談料はいずれも無料です。苫小牧は水・土曜の午前にも枠があります
一方、函館・旭川・釧路の弁護士会の相談は有料です。函館法律相談センターは30分以内5,000円で、電話での法律相談は行っていません。旭川法律相談センターは約30分5,500円、釧路弁護士会の釧路・帯広・北見・網走のセンターは30分以内5,000円です。釧路弁護士会は、ネットに個人情報を書かれた、誹謗中傷を載せられたといった相談を一般の法律相談センターで受けています。ネット専門の相談枠は道内4会ともないので、一般の法律相談として予約してください。無料の電話で削除だけで済みそうか、特定まで必要かの見当をつけておけば、面談の30分を具体的な手続の相談に充てられます。
出典:札幌弁護士会「法律相談のご案内」、同「電話での法律相談」、同「法律相談センターのご紹介」、同「インターネット上の誹謗中傷トラブル」、函館弁護士会「法律相談」、同「よくある質問」、旭川弁護士会「相談の方法」、釧路弁護士会「法律相談」、同「インターネットに関する相談」
札幌・函館・旭川・釧路で変わる行き先
面積の広い北海道では、地方裁判所・法務局・弁護士会・地方検察庁が、札幌・函館・旭川・釧路に1つずつ置かれています。住んでいる市によって、削除の仮処分や損害賠償の裁判を扱う裁判所、人権相談を受ける法務局、面談できる弁護士会が違うので、主な市ごとの行き先を並べます。
主な市の地裁・法務局・弁護士会
- 札幌市
- 札幌地裁本庁/札幌法務局本局/札幌弁護士会(札幌・新さっぽろのセンター)
- 小樽市・苫小牧市
- 札幌地裁の小樽支部・苫小牧支部/札幌法務局の小樽支局・苫小牧支局/札幌弁護士会(おたる・苫小牧のセンター)
- 函館市
- 函館地裁本庁/函館地方法務局本局/函館弁護士会
- 旭川市
- 旭川地裁本庁/旭川地方法務局本局/旭川弁護士会
- 釧路市
- 釧路地裁本庁/釧路地方法務局本局/釧路弁護士会(釧路のセンター)
- 帯広市・北見市
- 釧路地裁の帯広支部・北見支部/釧路地方法務局の帯広支局・北見支局/釧路弁護士会(帯広・北見のセンター)
十勝の帯広とオホーツクの北見は、裁判所・法務局・弁護士会のどれも釧路の系列に入ります。書き手の特定は東京の裁判所で進むことが多いため、依頼する事務所を住所の近くに限る必要はありません。札幌などの遠い事務所に頼みたいときは、このページの一覧を来所不要やオンライン面談可で絞れば、移動せずに打ち合わせを重ねられます。
出典:裁判所「北海道内の管轄区域」、裁判所「申立書提出先一覧(北海道の地方裁判所)」、釧路地方法務局「管内法務局一覧」、札幌弁護士会「法律相談センターのご紹介」、釧路弁護士会「法律相談」
誹謗中傷への4つの対抗手段と期限
書き込みに対抗する方法は、削除、発信者の特定、損害賠償の請求、刑事告訴の4つに分けられます。どれを使うかは欲しい結果で決まり、4つとも使える期間に限りがあります。
目の前から消したい:削除
サイト運営者に自分で申し出るほか、法務局に削除の要請を頼む方法、裁判所の仮処分で削除を命じてもらう方法があります。申出を受けたのが総務大臣の指定する大規模なSNSなら、運営者は削除したか、しなかったならその理由を、原則7日以内に申出者へ返さなければなりません(情報流通プラットフォーム対処法25条1項・同法施行規則16条)。削除だけでは、誰が書いたかは分からないままです。
相手を突き止めたい:発信者情報の開示
運営者やプロバイダに、書き込んだ人の氏名や住所などを開示させる手続です。認められるには、書き込みによって権利が侵されたのが明らかだといえることなどが必要です(同法5条1項1号)。時間がたってプロバイダの通信記録がなくなると、そこで追跡は止まります。
お金で償わせたい:損害賠償
書き込んだ人に、傷ついた気持ちへの慰謝料を払わせることができ(民法709条・710条)、評判を取り戻すための処分を命じるよう裁判所に求める道もあります(民法723条)。請求できるのは、損害と相手を知った時から3年、書き込みの時から20年までです(民法724条)。
罰を受けさせたい:刑事告訴
名誉毀損罪も侮辱罪も、検察官が起訴するには被害者の告訴が欠かせません(刑法232条1項)。その告訴は、書いた人が誰かを知った日から6か月を過ぎるとできなくなります(刑事訴訟法235条)。
「前科がある」「不倫をしている」のように事実を挙げて評判を落とす書き込みは名誉毀損、「消えろ」「気持ち悪い」のように事実を含まない悪口は侮辱として扱われます。事実を書かれたときに名誉毀損が成り立つ条件は北海道で名誉毀損に強い弁護士のページで扱っています。4つのうち何を一番望むのかを最初の相談で伝えれば、弁護士がそこから逆算して、使う手続と費用の見込みを示してくれます。
出典:e-Gov法令検索「情報流通プラットフォーム対処法」、同「情報流通プラットフォーム対処法施行規則」、同「民法」、同「刑法」、同「刑事訴訟法」
道内の地裁で特定の申立てが0件の理由
開示命令の申立て先を決めるのは、被害を受けた人がどこに住んでいるかではありません。基準になるのは、相手方となるSNSの運営会社やプロバイダの本社などがある場所です(情報流通プラットフォーム対処法10条1項)。さらに、札幌高等裁判所の管内にあたる北海道では、道内の地裁が管轄を持つ事件についても、東京地方裁判所を選んで申し立てられると定められています(同条3項1号)。
発信者情報開示命令の新受件数
- 札幌・函館・旭川・釧路の各地裁
- 2025年、2024年とも0件
- 東京地方裁判所
- 2025年は9,343件で、全国10,072件の9割超
最高裁判所の司法統計年報(令和7年・令和6年)第4表による。申立人の住所別の件数は統計にありません。
北海道に住む人が書き手を特定する手続も、実際には東京地裁で進むのが普通です。これに対して、投稿の削除を求める仮処分や慰謝料の裁判は道内の裁判所でも扱います。札幌地裁の本庁では、民事4部の保全・労働審判係(011-290-2173)が仮処分を受け付けます。慰謝料の請求額が140万円以下なら、道内に33ある簡易裁判所に訴えることもできます。東京地裁への申立書の作成と提出は依頼した弁護士が担うので、依頼者が東京まで出向くことは通常ありません。
出典:e-Gov法令検索「情報流通プラットフォーム対処法」、最高裁判所「司法統計年報(民事・行政編)令和7年」第4表、札幌地方裁判所「窓口案内」、裁判所「申立書提出先一覧(北海道の簡易裁判所)」
目的別に手続を並べる3つの型
4つの手段は、1つに絞らず組み合わせて使えます。順番を考えるときの起点は、期限が最も見えにくい発信者の特定です。開示を申し立てた時点で通信記録が消えていて空振りに終わる例があることは、法務省の侮辱罪の検討会でも問題になり、記録を今より長く残すよう求める意見が報告書に記されています。
保存 → 運営者の削除フォームなどから申し出る → 断られたら、法務局からの要請か、弁護士による仮処分に切り替える。書き手を調べる費用はかかりません。
保存 → 開示の手続で相手の氏名と住所を得る → 慰謝料を請求し、必要なら告訴。投稿が消えると、どの書き込みの発信者かを示す材料が保存画面しか残らないため、削除は特定のめどが立ってから求めます。
元交際相手や職場の知人など、書き手を示す材料があれば特定の手続を飛ばせます。弁護士の名前で削除・謝罪・賠償を求める通知を送り、同時に警察へ告訴できます。
自分がどの型に当たるか決めきれないなら、保存画面を手元に置いてハロー弁護士相談に電話するか、札幌弁護士会の法律相談センターを予約してください。書き込まれた時期を伝えれば、特定に間に合うかどうかと、先に動くべき手続がその場で分かります。
出典:法務省「侮辱罪の施行状況に関する刑事検討会」取りまとめ報告書(令和8年2月)、札幌弁護士会「電話での法律相談」
道警に見せる画面の残し方
ここで保存した画面は、削除を頼むときも、開示を求めるときも、慰謝料や告訴の場面でも、そのまま証拠として出すことになります。北海道警察は、誹謗中傷の書き込みを最寄りの警察署に相談するときは、スクリーンショットか印刷したものを持っていくよう案内しています。警察庁も、サイト名、URL、書き込んだ人、日時、内容を記録しておくよう求めています。スクリーンショットを撮る前に、次の6点が収まるよう画面を調整してください。
保存画面に写しておく情報
- 悪口の本文すべてと、投稿したアカウントの表示名・ID
- 投稿日時(「◯時間前」のままだと日付が残らないので、年月日と時刻まで表示させる)
- ページのURL(画面に写らなければ、コピーしてメモに残す)
- 書き込んだ人のプロフィール画面
- 自分に向けた悪口だと分かる前後の返信や引用
- DMの場合は、相手のアカウント名が見えるやり取りの画面
書き込みが何度も続くなら、1件ずつ保存したうえで、日付・掲載場所・内容を並べた一覧を作ってください。警察署でも弁護士事務所でも、一覧を見せれば被害の全体を短い時間で伝えられます。眠れない、仕事を休んだ、病院に通ったといった生活への影響も日付を添えて記録しておけば、慰謝料を求める場面で被害の重さを示す材料になります。削除の依頼文を自分で書くのが不安なら、法務省の「インターネット上の誹謗中傷 書き込み削除依頼の手引き」に沿って、用意されている依頼メールのひな形に書き込めば、必要な項目のそろった依頼になります。
出典:北海道警察「インターネット上の誹謗中傷」、警察庁「インターネット上の誹謗中傷等への対応」、法務省「インターネット上の人権侵害をなくしましょう」
侮辱罪の刑と道警のサイバー犯罪検挙
北海道警察が2025年に検挙したサイバー犯罪は961件で、過去5年の平均である600.0件を大きく上回っています。罪種の内訳が出ている2024年の資料では、ネットワークを利用した犯罪のうち3.7%が名誉毀損です。道内でもネット上の中傷が捜査の対象になっているので、相手の処罰を望むなら、保存した画面をそろえて警察署に相談してください。
侮辱罪(刑法231条)
事実を挙げなくても、公然と人を侮辱すれば成り立ちます。刑の上限は拘禁刑1年で、ほかに30万円以下の罰金、拘留、科料が定められています。
名誉毀損罪(刑法230条1項)
公然と事実を挙げて人の名誉を傷つけると、その事実が本当かどうかに関係なく、3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金が科されます。
2022年7月7日からの侮辱罪の厳罰化
ネット上の中傷が社会問題になったことを受けて法定刑が引き上げられ、公訴時効は1年から3年に延び、そそのかした人や手助けした人も罰せられるようになりました。法務省は、侮辱罪が成り立つ範囲自体は全く変わっていないと説明しています。
法務省刑事局の調べでは、改正後の侮辱罪だけで処理されたネットの事案は延べ305人で、そのうち165人(54%)が不起訴、105人(34%)が略式命令の請求です。刑が確定した104人を金額で分けると、10万円以上20万円未満の罰金が74人(71%)で最多です。書き込みから処理まで1年を超えた人も約45%に上ります。処理まで時間がかかるうえに告訴の期限は6か月なので、相手が分かった段階ですぐ弁護士に告訴の準備を頼んでください。
根拠を示した厳しい批判や、店や商品への率直な感想のような正当な表現は、罰せられません(刑法35条)。どんな言葉が侮辱罪に問われうるかは侮辱罪にあたる言葉を例で示した記事で確認できます。書き込みの画面を見た弁護士は、事実の摘示があるかどうかで名誉毀損罪か侮辱罪かを振り分け、刑事と民事を同時に進めるかどうかまで提案できます。
出典:北海道警察「令和7年 重点目標の結果」、同「北斗の安全(令和7年版)」、e-Gov法令検索「刑法」、法務省「侮辱罪の法定刑の引上げ Q&A」、同「侮辱罪の事件処理状況」(侮辱罪の施行状況に関する刑事検討会 配布資料)
道警への相談と告訴の進め方
ネットの被害だけを扱う専用の電話は、北海道警察には設けられていません。誹謗中傷の被害は、書き込みの画面を持って最寄りの警察署に相談するのが道警の案内です。警察署に行く前に相談先を聞きたいときは、警察相談専用電話の#9110が毎日24時間つながり、北海道警察本部の警察相談センターが受けます。#9110がかからない電話からは、本部の011-241-9110や各方面本部の番号にかけてください。
1件ごとの印刷物に番号を振り、その番号と日付・内容を対応させた表を作ります。
いきなり訪ねるより、事前の電話で担当者と日程を合わせたほうが話が早く進むと、警察庁も案内しています。
告訴の相手は司法警察員か検察官で、口頭で申し出ても書面を出してもかまいません(刑事訴訟法241条1項)。弁護士に頼めば、書き込みごとに罪名と証拠を対応させた告訴状を作ってもらえます。
警察の捜査の後、事件は札幌・函館・旭川・釧路の地方検察庁などに送られます。札幌地方検察庁には被害者ホットライン(011-261-9370)があります。
告訴を考えている人は、札幌弁護士会の犯罪被害者弁護ライン(011-251-7822、毎週月曜10時30分〜12時30分と水曜17時〜19時、無料)で弁護士に相談できます。道内に住む人か、道内で起きた犯罪の被害者が対象で、面談も初回は無料です。
警察に相談しても、すぐに捜査が始まるとは限りません。法務省の検討会の報告書は、被害者が警察に対応したり、開示命令を申し立てたりする手続の経済的・時間的・精神的な負担が大きいという指摘を紹介しています。弁護士に依頼すれば、開示の手続で相手を割り出す作業と告訴の準備を並行して進められ、警察署との連絡も任せられます。警察の対応が進まない理由はネット誹謗中傷で警察が動かないときの解説記事、告訴できる罪と手続の流れは誹謗中傷の刑事告訴を扱った記事で説明しています。
出典:北海道警察「インターネット上の誹謗中傷」、同「警察相談」、警察庁「インターネット上の誹謗中傷等への対応」、e-Gov法令検索「刑事訴訟法」、札幌地方検察庁、札幌弁護士会「犯罪被害者弁護ライン」、法務省「侮辱罪の施行状況に関する刑事検討会」取りまとめ報告書
法務局・道・札幌市の相談の使い方
弁護士のほかにも、無料で使える公的な相談先があります。受けられる支援の中身がそれぞれ違うので、目的に合わせて選べば、たらい回しにされずに済みます。
法務局:運営者に削除を求めてもらえる
法務局は、人権を侵す書き込みだと判断した場合、プロバイダや運営者に削除するよう働きかけます。強制力はありません。電話はみんなの人権110番(0570-003-110、平日8時30分〜17時15分)で、ネットの人権相談は24時間受け付けています。札幌法務局は、北海道に住む人を対象にLINEでの人権相談も行っています。
違法・有害情報相談センター:自分で消す方法を教わる
総務省が委託している相談機関です。Webフォームで相談すると、サイトの種類に合った削除依頼の方法や、書き手を突き止める手順について助言が返ってきます。削除を代わりに行うことはありません。
北海道のページ:相談先の一覧
道の「インターネット上の人権侵害防止について」は、被害の相談先として法務局、違法・有害情報相談センター、法テラス、道内4つの弁護士会を並べ、法務省の削除依頼の手引きにもリンクしています。
札幌市の無料法律相談:市民なら弁護士に20分
市内に住む・通う・働く人は、市役所本庁舎で弁護士に1回20分、無料で相談できます。平日13時15分〜16時35分に開かれ、当日9時15分から011-218-5100で先着順に予約します。各区役所でも月2回開かれますが、誹謗中傷に限らない一般の法律相談です。
法テラス:収入が基準以下なら無料
法テラス札幌(0570-078388)・函館・旭川・釧路で、収入と資産が基準以下の人は無料の法律相談を受けられます。単身の場合、札幌市と江別市は手取り月収200,200円以下、それ以外の道内は182,000円以下が目安です。法テラス釧路の管内では、釧路弁護士会の相談センターで相談を受けます。
法務局が2025年に道内で新しく受け付けた、ネット上の名誉・プライバシーに関する人権侵犯事件は4局で51件あり、そのうち42件が札幌法務局です。内訳はプライバシー侵害30件、名誉毀損等13件です。全国で処理された1,572件の中身をみると、法務局が削除依頼のやり方を教える「援助」がおよそ4割を占め、法務局自身がプロバイダなどに削除を求めた「要請」は349件、およそ2割にとどまります。公的機関の支援は削除までなので、書き手の特定や賠償まで進めたい人は、保存画面を持って弁護士に相談してください。
出典:札幌法務局「人権擁護」、法務省「常設人権相談所」、同「LINEによる人権相談」、違法・有害情報相談センター、北海道「インターネット上の人権侵害防止について」、札幌市「市民の声を聞く課の相談」、札幌市コールセンター「無料法律相談」、法テラス札幌、法テラス「生活保護の基準に定める一級地」、同「民事法律扶助のしおり」、e-Stat「人権侵犯事件統計」2025年、法務省「令和7年における『人権侵犯事件』の状況について(概要)」
北海道で誹謗中傷の弁護士に頼む基準
法務局や道・市の相談で受けられるのは、削除の要請や助言までです。相手を割り出し、慰謝料を請求し、示談をまとめるところまで動くのは、代理人として依頼を受けた弁護士です。依頼すると、次の仕事を弁護士が引き受けます。
書き込みの仕分けと段取り
1件ずつ名誉毀損・侮辱・プライバシー侵害のどれに当たるかを見て、削除や特定ができる見込みを判断し、記録が消える時期と告訴の期限から着手の順番を組み立てます。
東京地裁や道内の裁判所での手続
東京地裁への開示命令の申立てや、札幌地裁などへの削除の仮処分で、書面の作成から裁判所との連絡まで本人に代わって進めます。
特定した相手との交渉
慰謝料や謝罪を求め、示談の話し合いを受け持ちます。相手からの連絡も弁護士あてになるので、依頼者が相手と直接話す必要はなくなります。
告訴状の作成と提出
どの書き込みがどの罪に当たるかを証拠と結びつけて告訴状にまとめ、道内の警察署に出して、担当の警察官に内容を説明します。
依頼先を決める3つの目安
- 削除・特定・賠償・告訴のどこまで引き受けるかと、その着手金と報酬金を、最初の相談で金額にして示す
- 特定に失敗したときに戻らない費用と、後から加わる費用を、委任契約の前に書面で説明する
- 保存画面を見たその場で、開示をいつまでに申し立てるべきかを答える
3つを満たす事務所に任せれば、途中で費用がふくらんだり、期限切れで特定をあきらめたりせずに済みます。
北海道の4つの弁護士会には計1,099人の弁護士が登録していますが(2026年9月1日現在)、函館弁護士会は53人です。このページの一覧では、次の条件で事務所を探せます。相談料をかけたくない人は初回の面談相談無料、費用を分けて払いたい人は分割払い対応、平日の日中に時間が取れない人は夜間の面談可能や休日の相談可、メッセージで予約したい人はLINE予約可を選んでください。
誹謗中傷を北海道で相談するときの疑問
札幌弁護士会の無料相談で、書き込みを消してもらえますか。
法律相談で分かるのは、削除や特定ができそうか、どの手続を使うかという見通しです。運営者への請求や裁判所への申立てを代わりに進めてもらうには、弁護士と委任契約を結んで依頼してください。
函館や釧路に住んでいても、札幌の弁護士に頼めますか。
依頼する事務所は住所の近くに限られません。書き手の特定は東京地裁で進むことが多く、どの事務所に頼んでも手続の場所は変わりません。冬道の運転や長い移動を避けたいなら、一覧で来所不要かオンライン面談可を選べば、自宅から打ち合わせができます。
侮辱罪で告訴したいとき、何を用意すればよいですか。
中心になるのは、悪口の文面・投稿者のアカウント・投稿日時・URLを同じ画面に写したスクリーンショットです。誰に向けた悪口かが分かる前後のやり取りも一緒に保存してください。証拠の集め方は侮辱罪で訴えるときの証拠を解説した記事で詳しく扱っています。
数年前の書き込みでも、責任を問えますか。
民事の請求は、被害と相手の両方を知った時点から3年以内、かつ書き込みの時点から20年以内であれば可能です。刑事では、2022年7月7日以降に書かれた侮辱の公訴時効が3年になっています。ただし匿名の書き込みは、年数がたつとプロバイダの記録がなくなり特定できないことがあるので、投稿日の分かる画面を持って早めに弁護士へ見通しを聞いてください。
批判と誹謗中傷は、どこで線が引かれますか。
相手の言動を根拠とともに論じるのが批判で、根拠のないまま人柄や容姿をおとしめるのが誹謗中傷です。公正な論評にあたれば、言葉がきつくても正当な行為として罰せられません(刑法35条)。境目の具体例は誹謗中傷と批判の違いを事例で説明した記事で紹介しています。
子どもが同級生にSNSで悪口を書かれています。どこに相談できますか。
北海道子ども相談支援センター(0120-3882-56)が毎日24時間、子どもと保護者の相談を受けています。札幌弁護士会の子どもの権利110番(011-281-5110)では、毎週木曜16時〜18時に予約なしで弁護士と直接話せます。削除や相手への請求まで進めるときは、書き込みの画面を保存したうえで弁護士に依頼してください。
相談料の有無、来所せずに済むか、夜や休日に会えるか、分割で払えるかといった条件を選ぶと、合う事務所だけが残ります。書き手を突き止めるには通信記録が残っていることが前提なので、画面を保存したらその日のうちに問い合わせてください。
初回相談無料で北海道のネット誹謗中傷に対応する弁護士を探す参考資料
- e-Gov法令検索「刑法」、同「刑事訴訟法」、同「民法」、同「情報流通プラットフォーム対処法」
- 法務省「侮辱罪の法定刑の引上げ Q&A」、同「侮辱罪の施行状況に関する刑事検討会」取りまとめ報告書(令和8年2月)、同 配布資料「侮辱罪の事件処理状況」
- 法務省「令和7年における『人権侵犯事件』の状況について(概要)」、札幌法務局「人権擁護」
- 最高裁判所「司法統計年報(民事・行政編)令和7年」、札幌地方裁判所「窓口案内」、裁判所「北海道内の管轄区域」
- 北海道警察「インターネット上の誹謗中傷」、同「警察相談」、同「令和7年 重点目標の結果」
- 札幌弁護士会、函館弁護士会、旭川弁護士会、釧路弁護士会、法テラス札幌
- 北海道「インターネット上の人権侵害防止について」、警察庁「インターネット上の誹謗中傷等への対応」
2026年9月30日時点で各機関が公表している情報をもとに作成しています。

