詳細は各法律事務所の料金表をご確認いただくか、直接お問い合わせください。
当サイトでは、有料登録弁護士を優先的に表示しています。また、以下の条件も加味して並び順を決定しています。
・検索時に指定された都道府県に所在するかや事件対応を行っている事務所かどうか
・当サイト経由の問合せ量の多寡
弁護士法人新静岡駅前法律事務所
静岡県静岡市葵区御幸町3-21ペガサート3階304区画
虎ノ門法律特許事務所
東京都港区虎ノ門1丁目1番23号 ウンピン虎ノ門ビル3階
ただいま営業中
09:00〜18:00
浅川倉方法律事務所
営業時間外
お問合せは受付けておりません
ネット誹謗中傷に強い静岡県のIT弁護士が回答した解決事例
・当サイトの有料登録弁護士の事例、無料登録弁護士の事例の順に優先的に表示
・地域及び相談内容がマッチする弁護士が回答した解決事例のみを表示
また、同じ優先度の事例については、無作為に並び順を決定し、且つ、定期的にその並び順を変更しております。
静岡で誹謗中傷を受けたらまず画面を保存
ネットで自分を攻撃する投稿を見つけたとき、相手に言い返したり、慌ててアカウントを消したりすると、のちに責任を問うための材料を自分で減らしてしまいます。最初の数分でやるのは、投稿が表示された画面の保存だけです。静岡県には県独自のネット誹謗中傷の弁護士相談はありませんが、浜松・掛川周辺や東部には弁護士が無料で電話に出る相談があり、静岡市や浜松市にも市民向けの無料の弁護士相談があります。こうした無料の相談で削除だけで済むのか、書き手の特定まで要るのかを聞き、特定や慰謝料の請求に進むときに弁護士へ依頼すれば、費用をかける手続を必要なものだけに絞れます。
困りごと別の最初の行動
- 危害を加えると予告されている
- 予約や相談日を待たず、110番か最寄りの警察署に連絡してください。人の生命・身体・名誉などに害を加えると告げて脅すことは、脅迫罪として罰せられます(刑法222条1項)。
- 元交際相手などから中傷やメッセージが続く
- 静岡県警は、ネットの掲示板に名誉を傷つける内容を書き込むことや、SNSで連続してメッセージを送ることを、ストーカー規制法の「つきまとい等」の例に挙げています。県内28の警察署の生活安全課に相談してください。
- 投稿を早く消してほしい
- 運営者への申出から裁判所の仮処分まで、削除の進め方は静岡でSNS投稿削除に強い弁護士のページで扱っています。
- 匿名アカウントの正体を知りたい
- 接続の記録が消えると手続の意味がなくなるため、見つけた週のうちに弁護士に相談してください。申立ての流れは静岡で情報開示請求に強い弁護士のページで説明しています。
- 性的な写真や動画をめぐる被害
- 静岡県性暴力被害者支援センターSORA(#8891、24時間365日)は、性的な写真や動画を撮られることも性暴力に含めて相談を受け、法律相談の支援も行っています。画像の削除は静岡でリベンジポルノに強い弁護士のページにまとめています。
- 子どもがネットでいじめられている
- 24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)が夜間も含めて受けています。浜松市では、いじめ子どもホットライン(053-451-0022)も24時間つながります。
出典:e-Gov法令検索「刑法」、静岡県警察「つきまとい等の8つのパターン」、同「相談窓口一覧」、静岡県「性暴力被害者支援センターSORA」、静岡県「なやみ相談ナビ はなそっと」、浜松市「人権啓発センター」
弁護士に無料で聞ける静岡の相談
「静岡でネットに強い弁護士に、まず無料で聞きたい」という人は、住んでいる地域で使える無料の相談を先に確認すると、相談料をかけずに方針を立てられます。静岡県弁護士会には、地域を限って弁護士が無料で電話相談に応じる仕組みがあります。いずれもネット専門ではなく、法律問題全般を受ける一般の相談です。
西部版ホームローヤーダイヤル(浜松・掛川周辺)
浜松・磐田・袋井・湖西・掛川・菊川・森など、浜松簡裁と掛川簡裁の管内に住む人が対象です。偶数日の平日13時30分〜15時30分に053-401-3335へかけると、弁護士が1回15分以内で答えます。
東部ホームローヤーダイヤル(沼津・富士・三島・伊豆など)
東部の市町ごとに曜日が決まっていて、たとえば沼津市と小山町は第1・第3火曜、富士市は第1・第3水曜です。13時30分〜15時30分に055-928-7178で受け、1回20分以内・1人年3回までです。
自治会ホームローヤー(静岡市・藤枝市)
静岡市の葵区・駿河区・清水区と藤枝市で、自治会に入っている人は、自治会ごとの担当弁護士に直接電話して無料で相談できます。同じ事件で3回まで無料で、匿名では受けていません。
静岡市の区役所の法律相談
市内に住む・通う・働く人が、静岡県弁護士会の弁護士に30分以内で無料相談できます。葵区は金曜、駿河区は木曜、清水区は水曜の13時30分〜15時30分で、予約制です。
浜松市の弁護士による無料面接相談
市民1人につき年1回、25分の相談です。くらしのセンターでは毎週金曜に開かれ、相談日の2週間前の月曜から053-457-2025で予約を受けます。
静岡県弁護士会の犯罪被害者相談
書いた人の告訴や損害賠償を考えている人は、静岡・浜松・沼津の各支部に申し込むと、担当弁護士から折り返しの連絡があり、初回の相談を無料で受けられます。
無料の電話相談は時間が15〜20分と短いので、保存した画面を手元に置き、「いつ・どこに・何を書かれ、どうしたいか」を30秒で話せるようにしてからかけてください。削除だけで済むのか、書き手の特定が要るのかが分かれば、面談で弁護士に何を頼むかがはっきりします。相談日を待てない人は、このページで初回の面談相談無料の事務所を選ぶと、依頼まで同じ弁護士に続けて相談できます。
出典:静岡県弁護士会「ちょっと電話で聞いてみたい」、同「自治会ホームローヤー制度」、同「犯罪被害にあわれた方へ」、静岡市「専門機関による特別相談」、浜松市「法律相談」
静岡県弁護士会の面談と法テラス
面談でじっくり相談したいときは、静岡県弁護士会の法律相談センターを予約します。相談料は30分5,500円(税込)で、ネットや誹謗中傷を専門に扱う枠はないため、一般の法律相談として申し込みます。夜間や土日の枠の案内はなく、平日の昼に開かれています。
弁護士会の3支部と法テラスの予約先
- 静岡法律相談センター(静岡地裁本庁の構内)
- 月〜金曜の10時〜12時と13時〜16時。予約は静岡支部054-252-0008
- 浜松法律相談センター(静岡県西部法律会館)
- 月〜金曜の午前と、月・水・金曜の13時〜17時。予約は浜松支部053-455-3009
- 沼津法律相談センター
- 月〜金曜の13時〜15時30分。予約は沼津支部055-931-1848。掛川と下田のセンターは予約時に日時が案内されます
- 法テラス静岡・沼津・浜松(収入などの基準あり・無料)
- 静岡0570-078321、沼津0570-078322、浜松0570-078324。法テラス静岡には第1・第3水曜の17時〜19時に夕方の枠があります
法テラスの無料相談の収入基準は、静岡県ではどの市町に住んでいても同じで、単身なら手取り月収182,000円以下が目安です。静岡市や浜松市も、一部の大都市に適用される高い基準の対象には入っていません。静岡県弁護士会には536人の弁護士が登録しています(2026年9月1日現在)。
出典:静岡県弁護士会「相談したい」、同「相談会場へのアクセス」、法テラス静岡、法テラス「生活保護の基準に定める一級地」、同「民事法律扶助のしおり」、日本弁護士連合会「弁護士会別会員数」
削除・特定・賠償・告訴を選ぶ基準
誹謗中傷に対して取れる手段は4つあり、「どうなれば解決と感じるか」で選び分けます。1つを選んでも他を捨てる必要はありませんが、それぞれに使える期間があるので、最初に全体像をつかんでおくと手遅れを防げます。
投稿がなくなれば解決:削除
自分で運営者に頼む、法務局から要請してもらう、裁判所に仮処分を申し立てる、という3つの道があります。大規模なSNSとして総務大臣の指定を受けた事業者は、被害者の申出に対して、講じた措置か講じなかった理由を原則7日以内に回答します(情報流通プラットフォーム対処法25条1項・同法施行規則16条)。
誰の仕業かを知りたい:発信者の特定
運営者と接続プロバイダの2段階で、書き手の氏名や住所の開示を求めます。権利侵害が明らかであることなどの要件があり(同法5条1項1号)、プロバイダが接続の記録を保存しているうちに申し立てなければ空振りします。
金銭で償わせたい:損害賠償
精神的な苦痛への慰謝料(民法709条・710条)と、名誉の回復に必要な処分(民法723条)を求められます。被害と加害者を知ってから3年、または書き込みから20年を過ぎると、請求の権利が消えます(民法724条)。
処罰を求めたい:刑事告訴
侮辱罪と名誉毀損罪は親告罪で、告訴がなければ裁判にかけられません(刑法232条1項)。告訴の期限は、犯人が誰かを知った日から6か月です(刑事訴訟法235条)。
具体的な出来事を挙げて評判を落とす投稿(「取引先から金をだまし取った」など)は名誉毀損、出来事を示さずにけなす投稿(「無能」「ブサイク」など)は侮辱として扱われます。事実を書かれたときの成立要件は静岡で名誉毀損に強い弁護士のページにまとめています。弁護士に「一番望む結果」を伝えれば、4つのうちどれを軸にし、費用をどこまでかけるかの提案を受けられます。
出典:e-Gov法令検索「情報流通プラットフォーム対処法」、同「情報流通プラットフォーム対処法施行規則」、同「民法」、同「刑法」、同「刑事訴訟法」
特定の申立ては東京地裁に集中
静岡地方裁判所が2025年に新しく受け付けた発信者情報開示命令は0件で、2024年は1件です。一方、静岡を含む東京高等裁判所の管内では2025年に9,346件の申立てがあり、そのうち9,343件が東京地方裁判所です。
静岡の人の特定手続が東京で進むわけ
- 申立て先の決まり方
- 被害者の住所ではなく、相手方となる運営会社やプロバイダの主たる事務所の所在地で決まります(情報流通プラットフォーム対処法10条1項)
- 東京地裁を選べる
- 静岡地裁に管轄がある場合でも、東京高裁の管内なので東京地裁に申し立てられます(同条3項1号)
件数は最高裁判所の司法統計年報(令和7年・令和6年)第4表による。申立人の住所別の件数は統計にありません。
削除の仮処分や慰謝料の裁判は、県内の裁判所でも扱います。仮処分の申立てを受け付けるのは、静岡地裁の本庁では3階の民事訟廷(054-251-3170)、浜松支部では1階の地裁事件受付(053-453-7166)、沼津支部では民事訟廷事務室(055-931-6002)です。浜松・磐田・袋井・湖西の人の事件は浜松支部が扱い、140万円以下の請求なら県内10か所の簡易裁判所にも起こせます。東京地裁での手続は依頼した弁護士が書面で進めるので、静岡から東京へ通う負担はほとんどかかりません。
出典:e-Gov法令検索「情報流通プラットフォーム対処法」、最高裁判所「司法統計年報(民事・行政編)令和7年」第4表、静岡地方裁判所「窓口案内」、裁判所「静岡県内の管轄区域」
通信記録が消える前に組む順番
4つの手段をどう並べるかは、期限の読めない特定の手続を中心に考えます。法務省の侮辱罪の検討会の取りまとめでは、被害者が開示命令を申し立てても記録が残っておらず結果が出ないことがあるとして、プロバイダの記録保存を長くするよう求める声が紹介されています。
保存したら運営者の報告機能や申出フォームで削除を求め、対応されなければ静岡地方法務局への相談や弁護士による仮処分に進みます。書き手を調べないので、特定にかかる費用は発生しません。
保存したらすぐ弁護士に依頼し、開示の手続で相手の氏名と住所を得てから、慰謝料の請求と告訴に進みます。投稿を先に消してしまうと、どの書き込みの発信者を求めるのかを示すものが保存画面しかなくなるため、削除は特定のめどが立ってからにします。
元交際相手や同級生など、書き手を裏づける材料があれば開示の手続を省けます。弁護士から内容証明などで削除・謝罪・賠償を求め、必要なら並行して警察署に告訴します。
どのパターンで進めるべきか迷ったら、書き込みの日付が分かる画面を用意して、西部版・東部ホームローヤーダイヤルや法律相談で弁護士に見せてください。記録が残っていそうか、告訴の期限まで何か月あるかを踏まえて、最初の一手を決めてもらえます。
出典:法務省「侮辱罪の施行状況に関する刑事検討会」取りまとめ報告書(令和8年2月)
証拠として通用するスクリーンショット
削除の申出にも、開示の申立てにも、慰謝料の請求や告訴にも、証拠として同じ画面を出します。警察庁は、サイトの画面を印字したうえで、サイトの名称、URL、書き込み者、書き込み日時、内容を記録し、警察へ相談するときに持参するよう案内しています。
スクリーンショットの撮り忘れ防止メモ
- 投稿の本文が途中で切れていない(長文は複数枚に分けて撮る)
- 投稿者の表示名と、@から始まるIDなどの識別子が見える
- 投稿日時が年月日と時刻まで表示されている
- URLが写っているか、別にURLを控えてある
- 返信や引用なら、自分あての投稿だと分かる元の投稿も写っている
- 投稿者のプロフィールページも別に保存してある
パソコンが使えるなら、ページをPDFで保存したり印刷したりしておくと、静岡県内の警察署や静岡地方法務局に持ち込む書類がそのままそろいます。投稿が繰り返されるときは、見つけた順に番号を付けて「日付・サイト名・内容の要約」の一覧にまとめてください。体調を崩した、仕事や学校を休んだといった影響も日付と一緒に書き留めておけば、慰謝料を請求するときに苦痛の大きさを伝える材料になります。自分で削除を頼むときは、法務省が公開している削除依頼の手引きと依頼メールのテンプレートに沿って書けば、運営者に必要な情報を一度で伝えられます。
出典:警察庁「インターネット上の誹謗中傷等への対応」、法務省「インターネット上の人権侵害をなくしましょう」
改正後の侮辱罪で科される刑
ネット上の悪口の多くは、事実を挙げない侮辱にあたります。警察が2024年に全国で認知した侮辱罪は393件で、そのうち225件がインターネットを使ったものと警察庁は報告しています。静岡で書かれた悪口も同じ刑法で裁かれるので、処罰を望むなら、ここで紹介する刑の重さを知ったうえで告訴に進んでください。
侮辱罪の法定刑(刑法231条)
事実を示さずに公然と人をさげすめば成立し、拘禁刑なら1年以下、罰金なら30万円以下で、拘留や科料になる場合もあります。
2022年の改正で重くなった点
2022年7月7日以降の行為から法定刑が引き上げられました。改正前は拘留か科料だけの軽い罪でしたが、公訴時効が1年から3年に延び、侮辱をそそのかした人や手助けした人も処罰の対象になっています。どんな言動が侮辱罪になるかという範囲は変わっていません。
名誉毀損罪との違い(刑法230条1項)
事実を挙げて名誉を傷つけた場合は名誉毀損罪で、3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金です。書かれた内容が真実であっても、原則として罪になります。
法務省刑事局が改正後の運用をまとめた資料では、侮辱罪だけで処理されたネット上の事案305人のうち、略式命令の請求が105人(34%)、家庭裁判所への送致が29人、正式な裁判を求める公判請求が6人です。刑が確定した104人のうち74人(71%)が10万円以上20万円未満の罰金で、処理までに1年を超えた例も約45%あります。告訴には6か月の期限があるので、書き手が判明したら日を置かずに弁護士へ告訴状の作成を頼んでください。
根拠のある批判や、商品やサービスへの正直な感想は、正当な表現として処罰されません(刑法35条)。どんな言葉が罪に問われうるかは侮辱罪にあたる言葉の一覧記事で確かめられます。弁護士に投稿を見せれば、侮辱罪で告訴できるか、名誉毀損罪で進めるべきかを判断したうえで、慰謝料の請求と組み合わせる進め方を示してもらえます。
出典:e-Gov法令検索「刑法」、法務省「侮辱罪の法定刑の引上げ Q&A」、同「侮辱罪の事件処理状況」(侮辱罪の施行状況に関する刑事検討会 配布資料)、同「警察における取組状況」
静岡県警への相談と告訴の手順
静岡県警察に、サイバー犯罪専用の相談電話はありません。県警はネットの被害について、警察庁のオンライン統一窓口を案内しており、そこから県警のサイバー犯罪対策課に連絡が届く仕組みです。どこに相談すればよいか分からないときは、県警ふれあい相談室の#9110(ダイヤル回線は054-254-9110)が24時間受け付けています。各警察署の警務課でも、総合相談を24時間受けています。
画面の印刷と投稿の一覧を、警察署に持っていける形にまとめます。
電話で担当者と日時を決めておくと、相談当日に話が早く進むと警察庁も案内しています。
告訴は書面か口頭で、司法警察員か検察官に行います(刑事訴訟法241条1項)。弁護士が作る告訴状なら、投稿ごとに成立する罪と証拠を対応させて示せます。
捜査を終えた事件は静岡地方検察庁などに送られます。被害者ホットライン(054-252-7204、平日8時30分〜17時15分)では、被害者支援員が相談や事件記録の閲覧の手助けをしています。
警察に相談しても、捜査がすぐ始まるとは限りません。法務省の検討会の報告書では、被害者が警察への対応や開示命令の申立てを自分で担う負担が、経済的にも時間的にも精神的にも大きいと指摘されています。弁護士に依頼すれば、書き手を割り出す手続と告訴の準備を同時に進め、警察署とのやり取りも任せられます。警察が動かない場合の考え方は警察が動いてくれない理由と対処法の記事、告訴できる罪と流れはネット誹謗中傷の刑事告訴の手続を解説した記事にまとめています。
出典:静岡県警察「ネットの安全対策」、同「相談窓口一覧」、同「犯罪被害者のための相談窓口」、警察庁「インターネット上の誹謗中傷等への対応」、e-Gov法令検索「刑事訴訟法」、静岡地方検察庁「被害者支援」、法務省「侮辱罪の施行状況に関する刑事検討会」取りまとめ報告書
法務局と県・浜松市の人権相談
弁護士以外の公的な相談先は、できることがそれぞれ限られています。役割の違いを知っておけば、期待と違う対応に時間を取られずに済みます。
静岡地方法務局:削除要請までしてくれる
人権擁護課が相談を受け、違法と判断した書き込みはプロバイダなどに削除を要請します。強制力はありません。代表054-254-3555の自動音声で5番を選ぶと人権相談につながり、1回30分が目安です。浜松支局(053-454-1396)でも相談でき、法務局のLINEじんけん相談は静岡県に住む人も使えます。
静岡県人権啓発センター:相談先を案内してくれる
電話と面接で人権の相談を受けますが、当事者の間に入ったり指導したりする法的な権限はなく、一般的な情報提供や助言、専門機関の紹介までです。電話は054-221-3330(月〜金曜9時〜16時30分)です。
違法・有害情報相談センター:自分での削除依頼を支える
総務省の委託事業で、削除依頼のやり方や書き手の特定方法をWebフォームで尋ねると、助言が届きます。運営者への依頼そのものは相談者が行います。
静岡地方法務局が2025年に受け付けた、ネット上の名誉・プライバシーに関する人権侵犯事件は7件で、内訳はプライバシー侵害4件、名誉毀損等2件などです。件数が少ないからといって、県内の被害が少ないとは限りません。全国の処理1,572件では、削除依頼の方法を教える「援助」がおよそ4割、法務局が自らプロバイダ等へ削除を求める「要請」が349件でおよそ2割です。浜松市は、人権に関する条例の9条で、ネット上の情報で誹謗中傷しないよう留意することを誰に対しても求めています。ただし公的機関の支援は削除の後押しまでなので、相手を特定して償わせたいときは、保存画面を持って弁護士に依頼してください。
出典:静岡地方法務局「人権擁護事務」、同「管内法務局一覧」、法務省「LINEによる人権相談」、静岡県人権啓発センター「人権相談」、違法・有害情報相談センター、e-Stat「人権侵犯事件統計」2025年、法務省「令和7年における『人権侵犯事件』の状況について(概要)」、浜松市「差別のない社会づくり推進条例」
静岡で誹謗中傷の弁護士を選ぶ目安
法務局や県の相談で得られるのは、削除の後押しや情報提供までです。書き手の氏名を割り出し、慰謝料を払わせ、刑事手続を動かすところまで任せられるのは、代理人として依頼を受けた弁護士です。依頼を受けた弁護士が担う主な仕事は次の4つです。
見通しを立てる
投稿を1件ずつ読み、名誉毀損・侮辱・プライバシー侵害のどれにあたるか、削除や特定が認められそうかを見極めて、記録の保存期間と告訴の期限に間に合う順番を決めます。
裁判所の手続を担う
東京地裁への開示命令の申立てや、静岡地裁への削除の仮処分など、裁判所に出す書面をすべて作り、期日の対応も引き受けます。
相手と交渉する
判明した相手に慰謝料や謝罪を求め、示談の条件を詰めます。相手からの連絡はすべて弁護士が受けるため、依頼者が加害者と顔を合わせることはありません。
告訴を支える
投稿ごとの罪名と証拠をまとめた告訴状を作り、県内の警察署に提出して、捜査が進むよう担当者とやり取りします。
依頼を決める前に見る3点
- 初回の相談で、削除・特定・賠償・告訴ごとの着手金と報酬金を数字で出してくる
- 相手を特定できなかったときにいくら戻らないのか、途中で費用が増えるのはどんな場合かを、契約書を交わす前に書面で渡してくる
- 保存画面の投稿日を見て、開示の申立てに残された時間をその場で答えられる
この3点がそろう事務所を選べば、費用の見込み違いや期限切れで手続が止まる事態を防げます。
一覧は、相談のしやすさで事務所を絞り込めます。費用をかけずに話を聞きたい人は初回の面談相談無料、まとまった費用を一度に払えない人は分割払い対応、浜松や沼津から静岡市の事務所に頼みたい人は来所不要やオンライン面談可を選んでください。弁護士会の相談が平日の昼しかないため、仕事帰りや週末に会いたい人は夜間の面談可能や休日の相談可、文字で予約したい人はLINE予約可の条件が使えます。
静岡県内の誹謗中傷相談で出る質問
静岡県人権啓発センターで、弁護士に相談できますか。
県の人権啓発センターは、相談内容に応じた情報提供や専門機関の案内をする場所で、当事者の間に入る権限はありません。弁護士に無料で聞きたい人は、住んでいる地域のホームローヤーダイヤルや、静岡市・浜松市の無料法律相談を使ってください。
浜松に住んでいますが、裁判の手続はどこで行われますか。
書き手の特定は、多くの場合東京地裁で進みます。削除の仮処分や慰謝料の裁判を県内で起こすなら、浜松・磐田・袋井・湖西の事件は静岡地裁浜松支部が扱います。どの裁判所でも書面の準備は弁護士に任せられるので、依頼先の事務所は通いやすさや連絡の取りやすさで選んでください。
侮辱罪で相手を訴えるには、どんな証拠が必要ですか。
投稿の文面、投稿者のID、日時、URLを押さえた画面が出発点です。自分に向けられた悪口だと分かる前後のやり取りも一緒に残してください。集め方の詳しいポイントは侮辱罪の証拠と訴え方を扱った記事で紹介しています。
昔の書き込みでも、慰謝料を請求できますか。
加害者と被害を知った時から3年以内で、書き込みから20年を過ぎていなければ請求できます。刑事の面では、2022年7月7日以降の侮辱は公訴時効が3年です。匿名の書き込みは時間がたつほど記録が消えて特定が難しくなるため、投稿日の分かる画面を持って、なるべく早く弁護士に見通しを尋ねてください。
どこからが批判ではなく誹謗中傷になりますか。
理由を挙げて行動や意見を評価するのが批判で、理由なく人格や外見をおとしめるのが誹謗中傷です。公正な論評であれば、言い方が厳しくても処罰されません(刑法35条)。線引きの実例は誹謗中傷と批判の違いを事例つきで解説した記事にあります。
書き込んだ側として、発信者情報開示の照会や訴状が届きました。
書き込んだ側の相談を受ける事務所もあります。静岡県内の裁判所に訴えられ、代理人がいない人は、静岡県弁護士会の民事家事当番弁護士で初回30分の無料相談を受けられます。受付は静岡・浜松・沼津の各支部で、平日9時〜17時です。訴えられる前の照会の段階なら、届いた書面を持って弁護士に相談してください。
無料の初回相談、来所不要、オンライン面談、平日夜や休日の相談、分割払いといった条件をかけて探せます。書き手の特定には記録の保存期限があるので、保存した画面がそろったら、その週のうちに問い合わせてください。
静岡県で誹謗中傷を初回無料で相談できる弁護士一覧参考資料
- e-Gov法令検索「刑法」、同「刑事訴訟法」、同「民法」、同「情報流通プラットフォーム対処法」
- 法務省「侮辱罪の法定刑の引上げ Q&A」、同「侮辱罪の施行状況に関する刑事検討会」取りまとめ報告書(令和8年2月)、同 配布資料「侮辱罪の事件処理状況」
- 法務省「令和7年における『人権侵犯事件』の状況について(概要)」、静岡地方法務局「人権擁護事務」
- 最高裁判所「司法統計年報(民事・行政編)令和7年」、静岡地方裁判所「窓口案内」
- 静岡県警察「相談窓口一覧」、同「ネットの安全対策」、静岡地方検察庁「被害者支援」
- 静岡県弁護士会、同「民事家事当番弁護士」、法テラス静岡
- 静岡県人権啓発センター、静岡市「専門機関による特別相談」、浜松市「法律相談」
- 警察庁「インターネット上の誹謗中傷等への対応」
2026年9月30日時点で各機関が公表している情報をもとに作成しています。

