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虎ノ門法律特許事務所
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春田法律事務所 東京オフィス
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弁護士法人AO
営業時間外
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静岡の被害者が開示請求で得られるもの
開示請求が通ると、匿名で書き込んだ人の氏名と住所が分かり、その人に慰謝料を請求したり、刑事告訴をしたり、同じ書き込みをしない約束をさせたりできるようになります。手続は裁判所の発信者情報開示命令が中心で、相手方になる運営会社や通信会社の所在地で申立て先が決まるため、令和7年に静岡地方裁判所が受け付けた開示命令は0件で、静岡の人の事件もほとんどが東京地方裁判所で審理されます。申立ては県内の事務所にいる弁護士が書面で行えるので、書き込みを見つけたら画面を保存し、通信会社が記録を消す前に開示請求を扱う弁護士へ相談してください。
静岡で開示請求を考えたときの、よくある4つの場面
- 書いた人の見当がついている
- 元交際相手や元同僚の仕業だと思えても、訴えるには開示で得た契約者の情報が要ります。本人を問い詰めると投稿やアカウントを消されやすいので、画面を保存して弁護士から動いてもらってください。
- 店や会社の評判を落とす書き込み
- 法人も被害者として開示を求められます。静岡県弁護士会の案内では、中小企業向けの「ひまわりほっとダイヤル」の初回30分の相談料は無料です。
- 浜松や沼津など静岡市の外に住んでいる
- 静岡県弁護士会には、浜松・掛川周辺や東部の住民が弁護士に無料で電話できる地域限定の相談があります。対象の地域と曜日を見て、空いている日に電話すれば費用をかけずに見通しを聞けます。
- 書き込みの削除も求めたい
- 削除は開示とは別の手続です。証拠を残してから、静岡でSNS投稿削除に強い弁護士に削除と特定をどちらから進めるか決めてもらってください。
開示命令の申立て先と静岡地裁の件数
開示命令を受け付ける地方裁判所は、情報流通プラットフォーム対処法10条1項により、相手方の主たる事務所や営業所がある場所で決まります。静岡市や浜松市に住む人が書き込まれても、SNSの運営会社や通信会社が東京にあれば、申立ては東京地方裁判所です。静岡県は東京高等裁判所の管内なので、相手方の本店が県内にあって静岡地裁が管轄を持つ場合も、東京地裁への申立てを選べます(同条3項1号)。
令和7年に受け付けた発信者情報開示命令
- 東京高裁管内の合計
- 9,346件(全国は10,072件)
- そのうち東京地方裁判所
- 9,343件
- 静岡地方裁判所
- 0件(令和6年は1件)
件数は最高裁判所がまとめた司法統計年報(民事・行政編)令和7年の第4表によります。知的財産権の侵害を理由とする申立ても数に入っています。
東京高裁管内の開示命令は、9,346件のうち3件を除いてすべて東京地裁が受け付けています。1段階目の運営会社への事件を東京地裁で始めると、そこで名前が判明した通信会社への2段階目の事件も同じ裁判所に専属するため(同条7項)、審理は最後まで東京地裁で続きます。静岡地裁のサイトには開示命令の担当部や書式の案内がないので、静岡地裁を使える例外的な場面かどうかも含めて、申立て先は弁護士に選んでもらうのが早道です。
出典:e-Gov法令検索「情報流通プラットフォーム対処法」、最高裁判所「司法統計年報(民事・行政編)令和7年」、裁判所「静岡県内の管轄区域表」
静岡から依頼した開示請求の進み方
東京地裁の開示命令の申立ては、2026年5月から始まった民事訴訟の全面電子化の対象外で、紙の書面で提出する扱いが続いています。書面づくりも提出も裁判所とのやり取りも代理人が引き受けるので、依頼者は静岡や浜松の事務所での打合せかオンライン面談で報告を受けるだけで、新幹線で東京へ通う必要は基本的にありません。依頼から開示までの間、依頼者と弁護士はそれぞれ次のことを受け持ちます。
依頼者は保存した画面を県内の事務所かオンラインで見せ、いつ・どこで・誰が書き込みを見たかを話します。弁護士は相手方にする会社と、開示が認められる見込みを説明します。
弁護士が、侵害された権利を示す申立書と証拠を作り、運営会社を相手方に開示命令と提供命令を申し立てます。提供命令を受けた運営会社は、IPアドレスなどを申立人に明かさずに通信会社へ直接渡し、申立人には通信会社の名称と住所を知らせます(同法15条1項)。
弁護士は、通信会社の名称を知ってから2か月以内に、その通信会社を相手方とする開示命令を申し立てたことを運営会社へ通知します。通知が遅れると提供命令は失効するため(同条3項2号)、依頼者が動く場面はなく、期限の管理は弁護士の仕事です。記録の消去を止める消去禁止命令もここで求めます(同法16条)。
通信会社は、特別の事情がなければ開示してよいかを契約者に尋ね(同法6条1項)、裁判所は双方の意見を聴いて決定します。決定の告知から1か月以内に異議の訴えがなければ確定し(同法14条)、通信会社から契約者の氏名と住所が開示されます。
時間がかかりやすいのは、書き込みが複数の通信会社を経由していたときや、異議の訴えが起こされて通常の裁判に移ったときです。通信会社が最初から強く争う姿勢の事案では、開示命令よりも開示請求訴訟を選んだほうが結果的に早く済む場合があると総務省は説明しており、どちらで進めるかは依頼の段階で弁護士が見立ててくれます。
運営会社や通信会社に裁判所を通さず直接求めても開示されることはありますが、通信会社には投稿者の意見をなるべく尊重する姿勢が求められ、応じなくても故意か重過失がない限り責任を負わない決まりです(同法6条4項)。任意の請求だけで時間を使うと記録の保存期間を過ぎかねないので、裁判所の手続に切り替える時期も弁護士に判断してもらってください。
出典:東京地方裁判所「発信者情報開示命令申立て(電子申立て不可)」、e-Gov法令検索「情報流通プラットフォーム対処法」、総務省「プロバイダ責任制限法Q&A」問19・問21・問23
開示の可否を分ける権利侵害の中身
開示命令が出るには、書き込みで自分の権利が侵害されたことが明らかであることと、損害賠償を求めるためなど開示を受ける正当な理由があることの両方が要ります(情報流通プラットフォーム対処法5条1項)。静岡の弁護士に相談するときは、次のどの権利がどう侵されたかを意識して話すと、見込みの説明が具体的になります。
名誉を傷つけられた
「不倫している」「前科がある」などの事実を挙げて、職場や地域での評価を下げる書き込みです。成り立つ条件は静岡で名誉毀損に強い弁護士のページで扱っています。
私生活をさらされた
自宅の住所、勤務先、家族のこと、病気など、他人に知られたくない情報を本人の同意なく公開された場合です。
侵害とまでは言いにくい書き込み
意見や感想の範囲にとどまる投稿、誰についての話か読み手に伝わらない投稿は、権利の侵害が明らかとはいえないとして退けられることがあります。
2025年の1年間に静岡地方法務局が受理したネット上の人権侵犯は7件あり、4件がプライバシー侵害に当たります。この件数は法務局に申し出があったものだけを数えているので、少ないからといって県内の被害が少ないとは限りません。法務局は削除の要請はしても投稿者の特定は行わないので、相手の責任を問うなら開示命令から始めてください。
投稿のときのIPアドレスを保存しない仕組みのSNSでは、アカウントを作ったときやログインしたときの通信の記録(特定発信者情報)の開示を求めます。この方法は、投稿時の記録がないなど補充的な条件を満たす場合に限られます(同項3号)。運営会社から出てくるのはIPアドレスと接続の日時、アカウントの電話番号やメールアドレスなどで、通信会社からは契約者の氏名と住所が出てきます。いずれも施行規則2条に並ぶ情報に限られます。海外の運営会社も、日本で事業を行い申立てがその日本での業務に関わるものなら国内で手続でき(同法9条1項3号)、国内のSNSと同じように弁護士に任せられます。
出典:e-Gov法令検索「情報流通プラットフォーム対処法」、同「情報流通プラットフォーム対処法施行規則」、総務省「プロバイダ責任制限法Q&A」問15〜17・問26、e-Stat「人権侵犯事件統計」2025年、法務省「インターネット上の人権侵害をなくしましょう」
投稿日から逆算する証拠保存の期限
開示命令を得ても、通信会社に接続の記録が残っていなければ契約者の氏名にはたどり着けません。アクセスプロバイダのログについて、東京地裁の申立書の書式は保存期間が「一般に3か月等と短く」と説明しています。総務省も、時間の経過とともに投稿者の特定が難しくなるとして早めの相談を勧めています。投稿日から数えて3か月を目安に、提供命令の申立てまで済ませる前提で逆算すると、相談はできるだけ早いほど有利です。
静岡の法律事務所へ相談に行く前にそろえるもの
- URLと投稿日時が入った状態の書き込みの画面(PDFか印刷)
- 書き込んだアカウントの名前とURL、掲示板ならスレッドの題名と番号
- 同じ相手が繰り返し書いているときは、その全部の画面
- 書き込みのあとに周りで起きた出来事と日付の記録
静岡県警察は、サイバー犯罪の相談を警察庁のオンライン統一窓口で受け付け、警察庁から県警のサイバー犯罪対策課に連絡が届く仕組みにしています。被害届や告訴は警察署に出すもので、どちらの相談でも保存した画面が出発点になります。投稿者が照会に気づいて書き込みを消す前に、画面は見つけたその日に保存してください。
出典:東京地方裁判所「発信者情報開示命令申立て」(申立書書式)、総務省「プロバイダ責任制限法Q&A」問6、静岡県警察「ネットの安全対策」
静岡で開示請求の費用を安く済ませる
裁判所に払う申立て手数料は、開示命令・提供命令・消去禁止命令のどれも1件1,000円で、収入印紙で納めます。運営会社への開示命令と提供命令、通信会社への開示命令と消去禁止命令の4件なら4,000円で、東京地裁ではほかに相手方の数に応じたレターパックライトを予納します。
費用の大部分を占める弁護士報酬には全国共通の基準がなく、2004年に報酬基準が廃止されてからは事務所ごとに決まっています。運営会社と通信会社の段階ごとに着手金がいくらか、特定できなかったときの報酬金の扱い、特定後の賠償請求を続けて頼んだ場合の料金を、依頼の前に書面の見積りで並べてもらえば、県内と県外の事務所を公平に比べられます。
静岡県内で弁護士に無料で話せる機会
- 浜松・掛川周辺の住民
- 西部版ホームローヤーダイヤル(053-401-3335)。浜松簡裁・掛川簡裁の管内に住む人が対象で、偶数日の平日13時30分〜15時30分、1回15分以内です。
- 沼津・三島・富士など東部の住民
- 東部ホームローヤーダイヤル(055-928-7178)。市町ごとに決まった曜日の13時30分〜15時30分、1回20分以内です。
- 静岡市の住民
- 葵区・駿河区・清水区の区役所で、弁護士の無料相談を30分以内で受けられます(予約制・同じ件は原則1回)。自治会に入っていれば、自治会ホームローヤー制度で担当弁護士に直接電話もできます。
- 浜松市の住民
- 市の弁護士による無料面接相談を年1回・25分受けられます。予約は053-457-2025です。
静岡県弁護士会の法律相談センターは30分5,500円で、静岡・浜松・沼津などで平日の昼に相談を受けています。収入と資産が基準以下なら法テラスの無料法律相談を使え、県内には生活保護の一級地に当たる市町がないため、静岡市や浜松市でも単身なら手取り月収182,000円以下、家賃の加算は41,000円までが目安です。初回から相談料のかからない事務所に絞りたい人は、初回の面談相談無料にチェックを入れて一覧を表示してください。
出典:東京地方裁判所「発信者情報開示命令申立て(電子申立て不可)」、日本弁護士連合会「弁護士費用(報酬)とは」、静岡県弁護士会「ちょっと電話で聞いてみたい」、同「自治会ホームローヤー制度」、同「相談会場へのアクセス」、静岡市「専門機関による特別相談」、浜松市「法律相談」、法テラス「民事法律扶助のしおり」(2026年3月現在)、法テラス「生活保護の基準に定める一級地」
浜松・沼津・静岡の裁判所で賠償を求める
投稿者の氏名と住所が分かれば、賠償を求める裁判は静岡県内の裁判所に起こせます。民法484条1項で賠償金は受け取る人の住所で払うのが原則とされ、民事訴訟法5条1号がその場所の裁判所への訴えを認めているためです。140万円以下の請求は県内10か所の簡易裁判所、それより大きい請求は住所に応じて静岡地裁の本庁か支部が扱います。
静岡地裁 本庁(静岡市葵区追手町)
静岡市・島田市・焼津市・藤枝市・牧之原市などに住む人が対象です。
浜松支部・掛川支部
浜松市・磐田市・袋井市・湖西市は浜松支部、掛川市・菊川市・森町などは掛川支部です。
沼津支部・富士支部・下田支部
沼津市・三島市・御殿場市・熱海市・伊東市などは沼津支部、富士市・富士宮市は富士支部、下田市と賀茂郡は下田支部が受け付けます。
求められるのは慰謝料のほか、店や会社であれば売上の減少などの損害で(民法709条・710条)、名誉が傷ついた場合は謝罪広告など名誉を取り戻すための措置も請求できます(民法723条)。多くの事件では、弁護士がまず投稿者に請求の書面を送り、支払いと投稿の削除、再び書き込まない約束をまとめた示談を目指します。まとまらなければ訴訟に移り、判決で支払いを命じてもらいます。
名誉毀損罪や侮辱罪で処罰を求めるには告訴が要り(刑法232条1項)、告訴は犯人を知った日から6か月以内に限られます(刑事訴訟法235条)。静岡県弁護士会の犯罪被害者相談は初回無料で、支部に電話で申し込むと担当の弁護士から折り返しがあって相談の日時と場所が決まり、相談例には「加害者を告訴したい」「損害賠償の請求をしたい」が挙げられています。静岡地方検察庁の被害者ホットライン(054-252-7204・平日8時30分〜17時15分)でも、被害者の立場での手続の相談に応じています。罪が成立する条件は名誉毀損のページをご覧ください。
判決や示談のお金が払われなければ、強制執行で取り立てます。静岡地裁の本庁では、預金などを差し押さえる債権執行を執行係(054-251-4029)が扱い、銀行などから投稿者の口座情報を得る第三者からの情報取得手続も使えます。名誉毀損の賠償金の場合、勤務先を調べて給料から回収する手続は使えないので、預貯金の差押えが回収の中心です。賠償の請求権は、損害と加害者を知った時から3年たつと時効で消えます(民法724条)。開示で知った住所などをみだりに使って投稿者の名誉や生活の平穏を害することも法律で禁じられているため(情報流通プラットフォーム対処法7条)、特定から回収まで一人の弁護士に任せれば、期限も情報の扱いも弁護士が管理したまま請求を進められます。
出典:e-Gov法令検索「民法」、同「民事訴訟法」、同「刑法」、同「刑事訴訟法」、裁判所「静岡県内の管轄区域表」、裁判所「申立書提出先一覧(静岡・地方裁判所)」、静岡地方裁判所「窓口案内」、静岡県弁護士会「犯罪被害にあわれた方」、静岡地方検察庁「被害者支援」
静岡で開示請求の依頼先を絞る基準
一覧に並ぶ事務所には、県外に本拠がある全国対応の事務所や、開示請求された側の弁護・トレント問題を主力にする事務所も含まれます。投稿者を突き止めたい被害者なら、次の条件で候補を絞れば、相談のやり直しを減らせます。
静岡の被害者が依頼先に求めたい3つの条件
- 書き込まれた側の代理人として開示命令を申し立てた経験を説明できる
- 申立て先を東京地裁にする理由と、依頼者が出向く場面の有無を初回に話せる
- 投稿者の特定後、県内の裁判所での賠償請求や回収まで続けて担当する
静岡県弁護士会の所属弁護士は536人(2026年9月1日現在)で、会の支部は静岡・浜松・沼津の3つです。住まいの近くに開示請求を扱う事務所が見つからないときは、オンライン面談可や来所不要の事務所を選べば、県外の事務所にも移動なしで依頼できます。勤め帰りや週末に話したいなら夜間の面談可能・休日の相談可、費用を分けて払いたいなら分割払い対応、電話が苦手ならLINE予約可で一覧を絞り込んでください。
出典:日本弁護士連合会「弁護士会別会員数」、静岡県弁護士会「相談したい」
静岡県内で開示請求の前に話せる公的機関
次の機関は、弁護士に頼む前の整理や、削除・相談先の案内に使えます。どの機関も開示命令の申立てを代行しないので、投稿者の特定に進むと決めた時点で、このページから事務所を選んでください。
静岡県弁護士会(静岡・浜松・沼津の各支部)
インターネットの専門相談はないので、30分5,500円の一般の法律相談で予約します。予約は平日9時〜12時と13時〜17時で、静岡支部054-252-0008、浜松支部053-455-3009、沼津支部055-931-1848。インターネットでも予約できます。
法テラス静岡・沼津・浜松
資力の基準を満たす人の無料法律相談を行っています。法テラス静岡(0570-078321)は毎月第1・第3水曜の17時〜19時にも相談枠があり、沼津は0570-078322、浜松は0570-078324です。
静岡地方法務局(みんなの人権110番)
削除依頼のやり方を助言し、人権侵害があると判断した書き込みはプロバイダなどへ削除を要請します。0570-003-110(平日8時30分〜17時15分)。浜松市周辺は浜松支局(053-454-1396)でも相談できます。
静岡県人権啓発センター
電話と面接で人権の相談を受け、内容に応じて情報提供や専門機関の案内をします。当事者の間に入る法的な権限はありません。054-221-3330(月〜金9時〜16時30分)。
静岡県警察
県警ふれあい相談室の#9110(ダイヤル回線は054-254-9110)は24時間受け付けています。サイバー犯罪専用の相談電話はなく、オンラインの相談は警察庁の統一窓口、被害届は警察署で扱います。
違法・有害情報相談センター(総務省の支援事業)
サイトの管理者などへの開示の求め方を、Webフォームの相談で助言してもらえます。ihaho.jp
出典:静岡県弁護士会「相談したい」、法テラス静岡、静岡地方法務局「人権擁護事務」、同「管内法務局一覧」、静岡県人権啓発センター「人権相談」、静岡県警察「相談窓口一覧」、警察庁「サイバー事案に関する相談窓口」、違法・有害情報相談センター
静岡の開示請求でよくある質問
静岡地裁で開示命令の審理をしてもらえますか。
静岡地裁の管轄区域に相手方の会社の本店などがあれば申立ては可能ですが、そのときも東京地裁を選択できます(情報流通プラットフォーム対処法10条3項1号)。令和7年に静岡地裁が受け付けた開示命令は0件で、県内の人の事件もほぼ東京地裁で進むので、どちらにするかは開示請求に慣れた弁護士に決めてもらえば手続が滞りません。
浜松に住んでいますが、静岡市の事務所に頼まないといけませんか。
その必要はありません。開示命令の申立て先は相手方の会社の所在地で決まるので、浜松・沼津・県外のどの事務所に頼んでも手続は同じです。特定後に賠償を求める訴えは浜松支部に起こせるので、打合せに通いやすい事務所かオンラインで話せる事務所を選べば負担を減らせます。
元交際相手が書き込みを続けています。警察にも相談できますか。
できます。静岡県警察は、ストーカー規制法の「つきまとい等」の一つとして、ネットの掲示板に名誉を傷つける内容を書き込む行為を挙げ、県内28の警察署の生活安全課で相談を受けています。ストーカー行為としての警察の対応と、賠償を求めるための開示請求は別の手続なので、警察署と弁護士の両方に同じ保存画面を持って相談してください。
静岡県警に頼めば、書き込んだ人を特定してもらえますか。
捜査をするかどうかは警察が事件ごとに判断するもので、賠償請求のための氏名や住所は、被害者側が裁判所に申し立てて開示させます。脅迫や殺害予告のように身の危険がある書き込みは110番か警察署へ、損害賠償のための特定は弁護士へと分けて動くと、どちらも止まらずに進みます。
開示を求めたことは書き込んだ人に伝わりますか。
伝わります。通信会社などは、連絡がつかないなど特別の事情がない限り、開示に応じるかどうかを投稿者に聞くことになっています(情報流通プラットフォーム対処法6条1項)。照会の後で投稿が消されても困らないよう、申立ての前に画面を保存しておいてください。
特定にかかった弁護士費用も相手に請求できますか。
損害の一部として請求はできても、実際に払った全額が認められるとは限りません。東京地方裁判所の令和3年11月30日の判決では、慰謝料80万円に対して弁護士費用として認められたのは8万円です。開示にかかる費用と、賠償で回収できそうな額を依頼前に弁護士に比べてもらえば、費用倒れを避けられます。
開示請求を受けた側はどこに相談すればいいですか。
ここまでの説明は、投稿者を特定したい被害者の立場で書いています。ファイル共有ソフトの件で意見照会書が届いた人は静岡でトレント問題に強い弁護士へ、書き込みについて照会を受けた人は発信者の代理を引き受ける事務所を探してください。すでに損害賠償の裁判を起こされて代理人がいない場合は、静岡県弁護士会の民事家事当番弁護士(初回30分無料)も使えます。照会後の流れは開示請求されたらどうなる?にまとめています。
オンライン面談可や来所不要、夜間の面談可能、休日の相談可、初回の面談相談無料、分割払い対応、LINE予約可といった条件にチェックを入れれば、一覧を希望どおりに絞れます。通信会社の記録が消える前に申立てへ進めるよう、書き込みを保存したらすぐに相談を申し込んでください。
静岡で情報開示請求の初回相談が無料の弁護士を見る参考資料
- e-Gov法令検索「情報流通プラットフォーム対処法」、同「情報流通プラットフォーム対処法施行規則」、同「民法」、同「刑法」、同「刑事訴訟法」、同「民事訴訟法」
- 総務省「プロバイダ責任制限法Q&A」
- 最高裁判所「司法統計年報(民事・行政編)令和7年」、裁判所「東京地方裁判所 令和3年11月30日判決(令和2年(ワ)第14093号)」
- 東京地方裁判所「発信者情報開示命令申立て(電子申立て不可)」、裁判所「静岡県内の管轄区域表」、静岡地方裁判所「窓口案内」
- 静岡県警察「相談窓口一覧」、同「つきまとい等の8つのパターン」、静岡地方法務局「人権擁護事務」、e-Stat「人権侵犯事件統計」2025年
- 静岡県弁護士会「相談したい」、同「民事家事当番弁護士」、同「ひまわりほっとダイヤル」、日本弁護士連合会「弁護士会別会員数」(2026年9月1日現在)
- 法テラス「民事法律扶助のしおり」(2026年3月現在)、法テラス「生活保護の基準に定める一級地」
2026年9月30日時点で各機関が公表している情報をもとに作成しています。

