ネットの誹謗中傷問題を弁護士に依頼した場合、投稿削除・開示請求・損害賠償で弁護士費用は100万円前後になることが多いです。
月額2,950円の保険料で、依頼したときにかかる弁護士費用(着手金)の補償が受けられます。
ネットの誹謗中傷問題だけでなく、労働問題、自転車事故、刑事事件被害、離婚や相続など様々なトラブルで使うことができます。
弁護士保険で法律トラブルに備える
YouTubeに違法にアップロードされた動画をダウンロードする行為は犯罪です。
Googleが公表している透明性レポートでは、2020年1月から2020年3月までで約600万本の動画が様々な理由により削除されています。
また、Googleには各国の政府から著作権侵害を理由にYouTube動画への削除リクエストが届いています。
2019年の7月から2019年12月31日の間では54,363件のリクエストが届いているようです。
政府からのコンテンツの削除リクエスト|Google透明性レポート
この記事では、YouTubeの動画ダウンロードの違法性について解説します。
2010年1月1日より施行された著作権法の改正により、違法にアップロードされたコンテンツを違法と分かっていながらダウンロードすることは著作権法違反となりました。
罰則は2年以下の懲役または200万円以下の罰金となります。
「私的使用の目的をもって、有償著作物等の著作権又は著作隣接権を侵害する自動公衆送信を受信して行うデジタル方式の録音又は録画を、自らその事実を知りながら行って著作権又は著作隣接権を侵害した者に対し、2年以下の懲役若しくは 200万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する」
引用元:Wikipedia |ダウンロード違法化
私的な利用目的であっても罪に問われますので注意が必要です。
違法アップロードされたコンテンツをダウンロードしたら違法、ということは分かりましたね。
では、YouTube上で具体的にどんなことをしたら違法になるのか解説します。
YouTubeには違法にアップロードされた動画が数えきれないぐらい存在します。
それらの動画をダウンロードすることは違法行為です。
違法アップロードされているよくある動画としては下記のようなものがあります。
このような動画は違法にアップロードされている可能性が高いので要注意です。
YouTubeの動画をダウンロードし、著作権者の許可なく再アップロードした場合は違法です。
違法アップロードの罰則は、10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金です。
また、下記のような行為も違法アップロードの対象となります。
違法とは知らずにアップロードしてしまった方もいると思います。
今一度どんな行為が違法アップロードとなるのか認識しておきましょう。
YouTubeで動画をダウンロードし、それを勝手に販売することは違法です。
たとえ合法的にダウンロードした動画であっても、再配布・販売した時点で著作権侵害が成立します。
違法にアップロードされた動画でなければダウンロードしても大丈夫、というわけではありません。
いかなる動画であっても、YouTubeの動画をダウンロードすることは規約で禁止されています。
お客様は、「ダウンロード」または同様のリンクが本コンテンツについて本サービス上でYouTubeにより表示されている場合を除き、いかなる本コンテンツもダウンロードしてはなりません。
引用元:利用規約 - YouTube
ここからは、YouTubeの違法ダウンロード問題に関して、よくある疑問について触れていきます。
YouTubeに違法アップロードされた動画を見ただけでは罪には問われません。
Q 違法に配信されている音楽や映像を視聴したら、違法ですか?
A 違法に配信されている音楽や映像を見たり聞いたりするだけでは、録音・録画が伴わないため違法ではなく、刑罰の対象とはなりません。
引用元:平成24年10月から著作権法が変わりました| 政府広報オンライン
そもそも違法ダウンロードが違法である理由の1つは、著作者の複製権を侵害するためです。
複製権とは、著作物を許可なく複製させない権利のこと。
他者によってネットに公開されている動画を視聴したとしても、コピーをしていないため複製権は侵害しません。
よって違法ダウンロードには該当しません。
違法アップロードや販売目的で動画を複製し逮捕された事例はありますが、違法ダウンロードで逮捕された事例はほとんどありません。
ですが、ゼロではありません。
過去に自首をして捕まった事例があります。
筑紫野署は11日、春日市の無職の男(39)を著作権法違反(公衆送信権の侵害)容疑で福岡地検に書類送検し、発表した。
引用元:違法ダウンロードでついに逮捕者!なぜ発覚したのか? - NAVER まとめ
逮捕者がほとんど出ていない理由としては、次の3点が考えられます。
違法アップロードのみを取り締まるだけでは不十分ということで始まった違法ダウンロード刑罰化ですが、違法行為を行っている人を特定・逮捕しきれていないのが現状です。
『結局YouTube動画をダウンロードしても逮捕されないんだ。』と考える方もいるかもしれませんが、今後違法行為を働く人を特定しやすくなったり、さらなる厳罰化がなされたりする可能性がないとは言い切れません。
逮捕される可能性がある行為は、しないに越したことはありません。
2020年6月5日に改正著作権法が参議院本会議で可決・成立し、2020年10月1日より海賊版を紹介・誘導するリサーチサイトの設置・運営行為や違法にアップロードされた著作物のリンク情報を掲載する行為が刑事罰の対象となります。
なお、リサーチサイトの定義は以下の様に定められています。
また、2021年1月1日からは違法ダウンロードの対象が音楽や映像から、漫画・書籍・論文・プログラムなどを含む全ての「著作物」に拡大されます。
ここでは、改正後の罰則などについて紹介します。
改正著作権法では、違法アップロードした著作物のリンクを集約したリサーチサイト (例.漫画村 など)の運営者・アプリ提供者やそのサイトにリンクを提供した者は、以下のような刑事上及び民事上の責任を負います。
5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金またはいずれもが併科(どちらの罰も受けること)されます(ただし、親告罪)。
また、侵害コンテンツへのリンク提供などを認識しているにも関わらず、放置した場合には、個々のリンク提供等について民事責任を負います(権利者は差止請求や損害賠償請求を行うことが考えられます。)。
なお、プラットフォーム・サービス提供者(例.ブログサービスや掲示板サービスの提供者など)に対しては原則として刑事罰の対象外になります。
リンク先のコンテンツが侵害コンテンツであると知っていた、又は知ることができたと認めるに足りる相当の理由がある場合に、その侵害コンテンツのリンクを提供したようなときには、リンク提供者は民事責任を負います(権利者は差止請求・損害賠償請求を行うことが考えられます。)。
また、刑事罰として、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、またはいずれもが併科されます(ただし、親告罪)。
違法にアップされたものをダウンロードする行為が違法なのはそのままですが、著作物の範囲が広がったため、YouTubeでいくつか投稿されている有名な漫画が動画で読めてしまうコンテンツを無料でダウンロードする行為も違法ダウンロードに該当するようになります。
また、正規版が有償で提供されているものを、常習的にダウンロードをしているような悪質な場合は、2年以下の懲役または200万円以下の罰金もしくはいずれもが併科されます。
すでに違法にアップロードされた動画をダウンロードしてしまっている、という方はすぐにダウンロードした動画を削除しましょう。
著作権法違反になる場合は『違法と分かっていながらダウンロードすること』なので、知らずにダウンロードしてしまった場合は該当しません。
ですが、違法アップロード・違法ダウンロードは著作者に対して不利益を与える行為であるということを認識し、YouTubeの規約にも違反しているため、今後動画をダウンロードすることはやめましょう。
また、不適切な動画を見つけた場合はYouTubeに報告をすることができます。
不適切なコンテンツの報告 - YouTube ヘルプ - Google Support
YouTubeで動画をダウンロードしてはいけません。
なぜならYouTubeの規約に違反しているからです。
また、違法にアップロードされた動画をダウンロードした場合は著作権法違反となってしまいます。
この記事の内容を参考にして、節度をもってYouTubeを楽しみましょう。
著作権侵害の要件とは、著作権法に違反する基準や条件のことを意味します。本記事では、著作権侵害の要件や、著作権侵害の加害者にならないためのポイント、著...
この記事では、著作権侵害の事例をご紹介します。過去にあった事件や具体例を挙げて著作権侵害を解説していますので、どのような行為が著作権侵害に該当するの...
著作権(ちょさくけん)とは知的財産権の一種で、著作物(文芸・美術・学術の範囲に収まる、人の感情・思想を表現した創作物)を保護する権利のことです。本記...
著作権侵害の時効は著作権の保護期間とは別で、著作権の侵害者に対して行う民事上の請求や刑事告訴が可能な期間のことです。侵害行為を確認できた場合や侵害し...
著作権侵害(ちょさくけんしんがい)とは、他人の著作物を無断でコピーしたり配布したりした場合など、著作権法に違反する行為のことです。小説や脚本、音楽な...
知的財産権の中で、植物の新品種に関する権利である「育成者権」。育成者権は具体的にどのような権利で、いつ発生するのか。また、育成者権が侵害された場合、...
景品表示法とは、消費者の利益を守るための法律です。事業者の方が景品表示法に違反しないために、なにが違反行為なのか、違反したときのペナルティはなにか、...
産業財産権とは、新しい技術やデザイン、ネーミングなど産業上の創作物を保護するための権利です。事業主にとって、新しく創作した物を、模倣されると本来、得...
近年、ファイル共有ソフトのトレントを利用したことによる逮捕の事例が増えています。そこで、そもそもトレントの利用は違法なのか?利用していると逮捕されて...
著作権で保護された音楽を、結婚式で許諾なしに使うと著作権侵害となる可能性があります。本記事では、結婚式で市販の音楽を使い著作権侵害で訴えられたケース...
YouTubeで動画をダウンロードすることは違法なのでしょうか?この記事では違法ダウンロードの対象となる動画の見分け方、どんな罪に当たるのか、などを...
著作権で保護された音楽を、結婚式で許諾なしに使うと著作権侵害となる可能性があります。本記事では、結婚式で市販の音楽を使い著作権侵害で訴えられたケース...
近年、ファイル共有ソフトのトレントを利用したことによる逮捕の事例が増えています。そこで、そもそもトレントの利用は違法なのか?利用していると逮捕されて...
トレントを利用すること自体は違法ではありません。ただし、違法アップロード・違法ダウンロードなどの誤った使い方をした場合には処罰対象となります。本記事...
景品表示法とは、消費者の利益を守るための法律です。事業者の方が景品表示法に違反しないために、なにが違反行為なのか、違反したときのペナルティはなにか、...
著作権(ちょさくけん)とは知的財産権の一種で、著作物(文芸・美術・学術の範囲に収まる、人の感情・思想を表現した創作物)を保護する権利のことです。本記...
著作権侵害(ちょさくけんしんがい)とは、他人の著作物を無断でコピーしたり配布したりした場合など、著作権法に違反する行為のことです。小説や脚本、音楽な...
著作権侵害の要件とは、著作権法に違反する基準や条件のことを意味します。本記事では、著作権侵害の要件や、著作権侵害の加害者にならないためのポイント、著...
著作権侵害の時効は著作権の保護期間とは別で、著作権の侵害者に対して行う民事上の請求や刑事告訴が可能な期間のことです。侵害行為を確認できた場合や侵害し...
この記事では、著作権侵害の事例をご紹介します。過去にあった事件や具体例を挙げて著作権侵害を解説していますので、どのような行為が著作権侵害に該当するの...