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口コミ・レビュー削除 弁護士監修記事 公開日:2019.6.17  更新日:2020.8.12

App storeレビューの削除方法|悪質な書き込みへの対処法を解説

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士
監修記事
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App storeのレビューには、必ずしも好意的な感想が投稿されるとは限りません。的外れな批評や誹謗中傷が書き込まれてしまうケースも多いです。

アプリを利用しての率直なご意見ならありがたいですが、上記のようなレビューはアプリの売上に悪影響を及ぼす恐れがあります。不適切なレビューであれば、早めの削除対応を検討した方がよいでしょう。

この記事では、App storeレビューの削除方法や誹謗中傷と正当なレビューの違いなどをご紹介します。アプリの不当な批判にお悩みの場合は、参考にしてみてください。

App storeのレビューを削除する方法

App storeのレビューを削除する手続きの流れは、以下の通りです。

  1. パソコンからiTunesに接続
  2. アプリのレビュー画面を開く
  3. 『問題を報告する』をクリック
  4. 問題点を入力して送信する
     

パソコンからiTunesに接続する必要があります。iTunesに接続したら、削除したいレビューがあるアプリのレビュー画面を開いてください。

削除したいレビューの下部にある『問題を報告する』をクリックします。

app store レビュー削除

『問題を報告する』をクリックしたら送信フォームが開きますので、問題点を選択してコメントを入力して送信をしてください。

Appleが送信内容を正当な理由だと認めた場合には、削除依頼から1〜2日でレビューが削除されます。

誹謗中傷と正当なレビューの違いとは

Apple storeへ問題報告をすれば、レビューが必ず削除されるわけではありません。レビューがアプリの評価を下げる内容でも、事実に基づく正当なレビューならユーザーに役立つ有益な情報と判断されるからです。

それでは、誹謗中傷と正当なレビューの違いは何なのでしょうか。

明確な線引きは難しいですが、一般的には他者の権利を侵害しているかどうかが判断基準とされています。ここからは、誹謗中傷として扱われるレビューの特徴を確認していきましょう。

他者の権利を侵害するとは

他者の権利を侵害するレビューとは、名誉毀損や侮辱の要件に該当する書き込みのことです。

権利侵害

概要

名誉毀損

公然の場で具体的事実を挙げて、第三者の評判を落とす行為 (例:あいつは不倫している、あいつは前科持ちだ)

侮辱

公然の場で具体的事実を挙げないで第三者の評判を落とす行為(例:性格悪い、落ちこぼれ、気持ち悪い)

Appleレビューの場合には、アプリ自体やアプリ製作者に対して上記のような書き込みをした場合は、他者の権利を侵害している投稿として削除される可能性が高いでしょう。

なお、勘違いによる酷評や営業妨害に該当するレビューなど、名誉毀損や侮辱に該当しなくても削除対象になる内容は他にも多々あります。上記は、あくまで誹謗中傷と権利侵害の見分け方として、ご参考にしてください。

削除対象になる可能性があるレビュー

操作方法がわかりにくすぎる。説明文の日本語もおかしいところ多いし、製作者ちゃんと義務教育受けてないんじゃない?

※アプリだけでなく製作者を侮辱する内容になっている

ゴミ、使えない。

※アプリに関する評価が一切なく、ただの暴言になっている

レビューの投稿者を訴えたい場合

レビューによって権利侵害の被害を受けて「どうしても投稿者が許せない」という場合には、訴訟を検討するのも一つの手段です。

レビューの投稿者を特定して訴えるまでの流れは、以下の通りです。

投稿者を訴えるまでの流れ

  1. Apple storeへ投稿者のIPアドレス開示請求
  2. 仮処分(※開示に応じてもらえなかった場合)
  3. IPアドレスからプロパイダの特定
  4. プロパイダへ投稿者の個人情報開示請求
  5. 裁判(※開示に応じてもらえなかった場合)
  6. 投稿者特定
  7. 訴訟または示談


【詳細】ネット誹謗中傷の犯人特定方法|必要な期間と費用の目安を確認

裁判を起こすには、まずレビュー投稿者の身元を特定する必要があります。基本的に複数回の裁判が必要になるケースがほとんどなので、弁護士のサポートが不可欠でしょう。

レビュー投稿者への法的措置を検討している場合は、まずお近くの弁護士事務所へご相談ください

訴訟に必要になる費用の目安

訴訟に必要な費用は決して安価ではありません。弁護士費用と裁判費用を考慮の上で、対応を慎重に検討する必要があります。

訴訟に必要になる費用の目安は、以下の通りです。

 

着手金

報酬金

裁判費用

削除依頼

裁判外

5万円~10万円

5万円~10万円

×

裁判

約20万円

約15万円

3万円

発信者の身元特定

裁判外

約5万円~10万円

約15万円

×

裁判

約20万円~30万円

約15万円~20万円

6万円

損害賠償請求

裁判外

約10万円

慰謝料の16%

×

裁判

約20万円

慰謝料の16%

3万円

なお、投稿者の特定にかかる裁判期間の目安は、半年〜1年ほどです。費用だけでなくその期間も考慮の上、裁判をご検討ください。

投稿者へ請求できる慰謝料の目安

レビュー投稿者へ請求できる慰謝料の目安は、以下の通りです。

誹謗中傷の内容

慰謝料の相場

名誉毀損(一般人)

10〜50万円

名誉毀損(事業主)

50〜100万円

侮辱

10〜50万円

レビューが削除できない時の対処法

最後に、Apple store申請をしてもレビューが削除できなかった時の対処法を2つご紹介します。

レビューを削除できない時の対処法

  • レビューに対して返信をする
  • アプリの機能を改善する

レビューに対して返信をする

ただ批判的なレビューが書き込まれているよりも、批判に対して真摯に対応している返信があった方が、レビューから受ける印象は格段に良くなります。

批判的なレビューをただ放置しておくよりは、返信で対応しておいた方がユーザーに対して好印象が与えられるでしょう。

また、Apple storeのレビューは投稿者本人ならいつでも修正・削除ができますので、丁寧に対応することで、レビュー内容を修正してもらえるケースもあるかもしれません。

アプリの機能を改善する

レビューに類似した内容の不満が多い場合は、レビューの削除に成功してもアプリを改善しない限り、批判が繰り返されてしまう恐れがあります。

アプリの評価を良くするためには、批判の内容をご意見として受け入れて、アプリの機能を見直す必要があるかもしれません。

もしユーザーの要望に応えられるようであれば、アプリの機能改善を検討されることをおすすめします。

まとめ

Apple storeのレビューを削除する方法は、以下の通りです。

  1. パソコンからiTunesに接続
  2. アプリのレビュー画面を開く
  3. 『問題を報告する』をクリック
  4. 問題点を入力して送信する


批判的なレビューが誹謗中傷として扱われるかどうかは、名誉毀損や侮辱などの権利侵害に該当するかが判断基準になりやすいです。

ただ、法律の専門知識がないと、正確な判断が難しいかもしれません。もし判断に迷った場合には、弁護士の法律相談サービスをぜひご活用ください。

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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相護士ナビ編集部

本記事はIT弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※IT弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。

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