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口コミ・レビュー削除 弁護士監修記事 更新日:

Googleに投稿した自分の口コミは削除できない?ケース別の対処方法を解説

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Googleに投稿した自分の口コミは、所定の手順を踏むことによって基本的には削除できます。

「第三者の名誉を毀損しているのではないか」「実名のGoogleアカウントで投稿してしまって個人情報が拡散されるのではないか」などと不安を抱いたとしても、落ち着いて対処してください。

本記事では、Googleに投稿した自分の口コミを削除する方法や、インターネット上の誹謗中傷トラブルが発生したときの注意事項などについてわかりやすく解説します。

自分が投稿した口コミが原因でトラブルになる可能性がある場合は、ぜひ本記事を参考にポイントを押さえておきましょう。

Googleに投稿した自分の口コミは削除可能!やり方解説

Googleに投稿した自分の口コミを削除する方法を、利用しているスマートフォン端末ごとに解説します。

Androidの場合

AndroidからGoogleに投稿した自分の口コミを削除するときの流れは以下のとおりです。

  1. Androidスマートフォンまたはタブレットで【Googleマップアプリ】を開く
  2. 投稿から【プロフィールを表示】をタップする
  3. スクロールして【すべてのクチコミを表示】をタップする
  4. 削除する繰り込みの横にある【その他のアイコン「…」】をタップする
  5. 【クチコミを削除】を選択し、指示にしたがって操作する

パソコンの場合

パソコンからGoogleに投稿した自分の口コミを削除するときの流れは以下のとおりです。

  1. パソコンで【Googleマップ】を開く
  2. 画面左上に表示される【メニューアイコン】をクリックする
  3. 【自分の投稿】【クチコミ】の順番でクリックする
  4. 削除する口コミの横にある【その他のアイコン「…」】をクリックする
  5. 【クチコミを削除】を選択して、指示にしたがって操作する

iPhone/iPadの場合

iPhoneやiPadからGoogleに投稿した自分の口コミを削除するときの流れは以下のとおりです。

  1. iPhone・iPadで【Googleマップアプリ】を開く
  2. 投稿から【プロフィールを表示】をタップする
  3. スクロールして【すべてのクチコミを表示】をタップする
  4. 削除する口コミの横にある【その他のアイコン「…」】をタップする
  5. 【口コミを削除】を選択して、指示にしたがって操作する

Googleに投稿した自分の口コミを削除したい3つのケースと対策

Googleに投稿した自分の口コミを削除するべきケースについて、それぞれ対策と合わせて解説します。

Googleポリシーに反する投稿をしてしまった場合

Googleの口コミサービスを利用する以上、Google側が定めている利用規約・ポリシーに反する投稿は厳禁です。

なぜなら、ポリシー違反の口コミをしたことがGoogle側に発覚すると、口コミを一方的に削除されたり、アカウントの利用停止などのペナルティが課されたりする可能性があるからです。

Googleが定めている「禁止及び制限されているコンテンツ」として、以下のものが挙げられます。

  • 虚偽のエンゲージメント
  • なりすまし
  • 誤った情報
  • 不実表示
  • ハラスメント
  • ヘイトスピーチ
  • 不適切なコンテンツ
  • 個人情報
  • わいせつ、冒とく的な表現
  • 性的描写が露骨なコンテンツ
  • 成人向けのコンテンツ
  • 暴力的または残虐なコンテンツ
  • 制限されているコンテンツ
  • 危険なコンテンツ
  • 違法なコンテンツ
  • 子供の安全
  • テロに関するコンテンツ
  • 関連性のないコンテンツ
  • 宣伝と勧誘
  • 不明確なコンテンツ、繰り返し投稿されたコンテンツ
  • 改変、悪ふざけ

なお、ポリシー違反に該当するのがGoogleに投稿した自分の口コミの一部に過ぎない場合でも、投稿された写真やそれに添えられた口コミなどの投稿全体が削除されます。

また、一度ポリシー違反を理由に削除されると、口コミや画像を復元することはできません

Googleに口コミを投稿する前に、利用規約やポリシーをよく確認しましょう。

投稿内容の変更をしたい場合

過去に投稿した口コミ内容を変更したい場合、一度口コミを削除したうえで、再び新しい口コミを投稿する方法もあります。

ただし、自分の口コミを投稿した日時は「新しい口コミを投稿したとき」になる点に注意が必要です。

たとえば、飲食店などを利用した日時を記録する目的も兼ねて口コミサービスを利用している方も少なくはないでしょう。

古い口コミを削除して、新しい口コミを再投稿する」という手段では、このような日時の記録・管理はできません。

削除しなくても投稿内容の編集が可能

過去に投稿した自分の口コミを変更したいだけなら、わざわざ削除をして再投稿をするのではなく、投稿内容を編集するだけで対応できます。

過去の口コミを編集する方法は以下のとおりです。

Android

 

1.Androidスマートフォンまたはタブレットで【Googleマップアプリ】を開く

 

2.投稿から【プロフィールを表示】をタップする

 

3.スクロールして【すべてのクチコミを表示】をタップする

 

4.削除する繰り込みの横にある【その他のアイコン「…」】をタップする

 

5.【クチコミを編集】を選択し、指示にしたがって操作する

 

パソコン

1.パソコンで【Googleマップ】を開く

 

2.画面左上に表示される【メニューアイコン】をクリックする

 

3.【自分の投稿】【クチコミ】の順番でクリックする

 

4.削除する口コミの横にある【その他のアイコン「…」】をクリックする

 

5.【クチコミを編集】を選択して、指示にしたがって操作する

 

iPhone/iPad

 

1.iPhone/iPadで【Googleマップアプリ】を開く

 

2.投稿から【プロフィールを表示】をタップする

 

3.スクロールして【すべてのクチコミを表示】をタップする

 

4.削除する口コミの横にある【その他のアイコン「…」】をタップする

 

5.【口コミを編集】を選択して、指示にしたがって操作する

 

実名で口コミをしてしまった場合

ビジネスシーンなどでGoogleサービスを使用している場合、Googleアカウント名を実名などの個人情報に設定している人も少なくはありません。

実名登録しているGoogleアカウントで誤って口コミを投稿してしまった場合、口コミを閲覧したユーザーに個人情報がバレてしまうので、迅速な対応が求められます。

一回投稿を削除する

実名登録しているGoogleアカウントで口コミを投稿してしまった場合、緊急的な措置として、問題の口コミを削除するのが最優先です。

Googleアカウント名を変更する

実名登録しているGoogleアカウントで膨大な数の口コミを投稿してしまっている場合、一件ずつ削除をするのは非常に面倒ですし、完全に削除しきるまでに相当の時間を要します。

全口コミを削除しきるまでに第三者に閲覧されてしまうと、個人情報が流出するリスクを回避できません

また、今後もGoogleサービスを活用して口コミを投稿する予定があるなら、実名登録しているGoogleアカウントをそのままにしておくのは危険です。アカウントの切り替えに失敗をすると、再び実名登録しているGoogleアカウントで口コミを投稿しかねないからです。

その場合は、Googleアカウント名自体を変更するのがスムーズでしょう。

アカウント名はGoogleサービス全てに適用されるので注意!

Googleアカウント名の変更は、全サービスに適用される点に注意が必要です。

たとえば、Gmail・Google Play・Googleドライブなど、Googleマップの口コミサービス以外でもアカウント名が変更されます。

そのため、実名登録をしているGoogleアカウントを仕事用に使っている場合には、業務用アカウントにも影響が出るリスクがあるので注意をしなければいけません。

なお、Googleアカウント名の変更は「90日間で3回」という回数制限があります。過去に頻繁に名前を変更した履歴があると、Googleアカウント名の変更では対応できなくなるので注意が必要です。

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Googleに投稿された悪質な口コミを削除する方法

店舗や企業側からすると、Googleの口コミ欄に誹謗中傷や名誉毀損に該当するような投稿をされるのはデメリットでしかありません。

ここでは、Googleに投稿された悪質な口コミを削除する方法について解説します。

Googleに削除申請をおこなう

Googleの口コミ欄に投稿されたコメントがGoogleが定めるポリシーに違反している場合には、Googleに対して削除申請をおこないましょう。

Googleに対する削除申請の方法は以下の3種類です。

削除申請の方法

 

手順

Googleの検索結果に出てくるGoogleマップから削除申請をする

 

1.対象店舗を検索して【クチコミ】をクリック

2.【レビューを報告】を選択

3.【クチコミを報告する理由】を選択してGoogleに報告をする

4.Googleの地図検索に出てくるGoogleマップから削除申請をする

Googleの地図検索に出てくるGoogleマップから削除申請をする

 

1.Googleマップで対象の店舗名・企業名などを検索する

2.対象クチコミの横側にある【3つの点】をクリック

3.【クチコミを報告】から該当する理由にチェックをつけてGoogleに報告をする

Googleのビジネスプロフィールから削除申請をする

 

1.ダッシュボードから【クチコミ】をクリック

2.【クチコミを報告する理由】を選択してGoogleに報告をする

なお、Googleが削除申請に応じてくれるのは、「Googleポリシー違反があった場合」に限られます。

投稿者に削除を依頼する

Google側が削除申請に応じてくれない場合には、投稿者本人に削除を依頼するのが一般的です。

投稿者本人であれば自分の投稿をすぐに削除できるので、当事者への働きかけによって迅速な投稿削除を期待できるでしょう。

たとえば、Googleの口コミを投稿した人物の個人情報(氏名、住所、連絡先)が判明している場合には、投稿者に対して直接内容証明郵便を送付して、投稿の削除を求めてください。

ただし、投稿者に対して口コミの削除を請求したとしても、投稿者側が応じてくれないケースも少なくありません。

Googleに対し法的措置をとる

Googleの口コミを投稿した人物が匿名アカウントを使っており、個人情報を一切把握できていないときには、Googleに対して削除をおこなうよう求める法的措置または投稿者を特定するための法的措置が必要になります。

投稿者の特定のためには、プロバイダ責任制限法(特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律)に基づいて、Google及びコンテンツプロバイダに対して、IPアドレスや契約者情報などの発信者情報開示請求をおこなうのが一般的です。

なお、近年のプロバイダ責任制限法の改正によって、匿名投稿者を特定するための1つの非訟事件手続きが整備されました。

従来よりも負担なく匿名投稿者の特定作業をおこなえるので、口コミ削除や損害賠償請求などを検討している場合には、速やかにインターネットトラブルを得意とする弁護士へ相談してください。

他ユーザーの口コミは削除できる場合と削除できない場合がある

Googleの口コミ欄に投稿された書き込みは、常に削除できるとは限りません。

なぜなら、口コミ欄への書き込みは表現の自由として保障されるものだからです。

ここでは、他のユーザーからの口コミを削除できる場合削除できない場合について、それぞれ具体例を紹介します。

削除可能な口コミの種類

削除可能なGoogleの口コミの具体例は以下のとおりです。

  • Googleポリシーに違反している口コミ
  • 名誉毀損罪・侮辱罪・業務妨害罪などの刑法犯に該当する可能性がある口コミ
  • 民法上の不法行為責任を追及し得る口コミ

たとえば、「口コミが良かったので〇〇飲食店に来店してみたが、腐った料理を出されて困惑した」「昔勤めていた〇〇社では、サービス残業が横行していて、ノルマを達成できないと上司から日常的に暴力を振るわれる」など、社会的評価を低下させられるような口コミを投稿されたようなケースが挙げられます。

削除できない口コミの種類

他の人からのネガティブな口コミであったとしても、以下に該当するものは削除するのは難しいでしょう。

  • 口コミの本文が記載されておらず、星で低評価をつけられたに過ぎないケース
  • 「料理がまずかった」「接客態度が悪かった」という投稿者の主観・感想だけが記載されたに過ぎないケース
  • 食品偽装やハラスメントなどを内部告発する口コミ(真実の場合)

なお、どのような書き込みが刑事責任・民事責任の対象になるかは、口コミの内容・文脈・回数などを踏まえて総合的に判断されます。

「〇〇という言葉を使用しているから誹謗中傷に該当する」というようなわかりやすい基準では判定できないので、発信者情報開示請求や削除請求を検討しているときには、必ず弁護士へ相談してください。

さいごに

Googleに投稿した自分の口コミは、所定の手順を踏むことによって必ず削除できます。

一方で、他人から投稿された口コミを削除するには、投稿者を特定するための発信者情報開示請求をおこなったうえで、損害賠償請求や削除請求をおこなう必要があります。

ベンナビITでは、Googleの口コミをめぐる誹謗中傷や名誉毀損トラブルを得意とする弁護士を多数紹介中です。

法律事務所の所在地、具体的な相談内容、初回相談無料などのサービス面から専門家を検索できるので、できるだけ早いタイミングで信頼できそうな弁護士まで問い合わせてください。

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この記事の監修者
プロスパイア法律事務所
光股 知裕 (東京弁護士会)
ITコンサルティングをおこなう企業を経営していることもあり、弁護士として法的な観点から対応をおこなうだけではなく、中長期的な視点から問題に対応する。初回のご相談は無料で夜間22時まで対応可能。
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本記事はベンナビIT(旧IT弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビIT(旧IT弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。
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