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口コミ・レビュー削除 弁護士監修記事 公開日:2019.3.4  更新日:2023.1.26

カイシャの評判へ削除依頼をする手順と投稿者の特定方法

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士
監修記事
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『カイシャの評判』はエン・ジャパンが運営する口コミサイトで、さまざまな会社の社員の生の声が集まっています。

社内の雰囲気や給与、残業時間など、実際に働いてみないとわからない情報が多数掲載されており、利用者には大変役立つサイトですが、企業にとっては不利益になることもあります。

事実無根の口コミによって、会社の評判が下げられてはたまったものではありません。こうした不当な口コミを削除するには、どうすればよいのでしょうか。

この記事では、「カイシャの評判」で口コミが削除される際の基準、削除依頼の具体的な方法、依頼に応じてもらえなかった場合の対処法を詳しく解説します。

ネットの誹謗中傷を
放置するのは危険です!

ネットの誹謗中傷を削除せず放置すると、以下のようなリスクが生じます。

  • 新規顧客の獲得が困難になる
  • イメージ低下による業績の悪化
  • 既存社員の離職率の増加
  • 求人・採用活動への悪影響
  • 取引先や顧客の信頼を損なう


また、SNSや他サイトで拡散され続ければ、完全な削除は難しくなってしまいます。

誹謗中傷の対応は時間との勝負です。

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カイシャの評判の口コミが削除される場合とは

カイシャの評判のような口コミサイトへの投稿は、“表現の自由”という観点から、簡単には削除が認められません。

しかし、同サイトには書込みを行う上で遵守すべき利用規約があります。この利用規約に違反している場合、投稿の任意削除に応じてもらえることがあります。

利用規約に反している場合

カイシャの評判の利用規約では、口コミが第8条3項の規定に該当する場合、その投稿の全部または一部の公開を停止できるとしています。

(1)利用者の同意を得たとき
(2)当社が削除等の同意を求める連絡を利用者に行なってから7日以内に、当該利用者からの回答がなかったとき
(3)プロバイダ責任制限法に基づき、第三者の権利侵害が発生していると当社が判断したとき
(3)裁判所、警察等の公的機関から、法令に基づく正式な要請を受けたとき
(4)法律に従い削除等の義務を負うとき
(5)利用者が本規約所定の禁止行為を行なったとき
(6)利用者または第三者の生命・身体・その他重要な権利を保護するために必要なとき
(7)第12条(本サービスの変更、中断、終了)によって本サービスが変更、中断、終了したとき
(8)上記各号に準じる必要性があるとき

【引用】「カイシャの評判」利用規約第6条

また、利用規約第9条の禁止行為に該当する投稿も、同様に削除される可能性があります。

(1)虚偽の情報、第三者の誹謗中傷、その他第三者の名誉、信用または心情等を傷つける情報を公開する行為
(2)第三者の氏名、住所、電話番号、メールアドレス等の個人情報を公開する行為
(3)法令に違反する行為
(4)犯罪に関連する行為
(5)公序良俗に反する行為
(6)当社または第三者の知的財産権等、プライバシー権、名誉権、信用、その他一切の権利または利益を侵害する行為
(9)本サービスの運営・維持を妨げる行為
(13)第三者になりすます行為

※一部抜粋

【引用】「カイシャの評判」利用規約第9条

利用規約に反している場合、削除を求める側でこれを証明する必要があります。

カイシャの評判に削除依頼をする具体的手順

口コミの削除は、「侵害情報の通知書兼送信防止措置依頼書」という書面の提出によって行います。

【引用】侵害情報の通知書兼送信防止措置依頼書|法務省

記載内容に不備があると、削除依頼に応じてもらえない可能性があるため、正確に、もれなく記入しましょう。

記載内容について

記載すべき情報は、大きく分けて以下の5点です。

  • 権利を侵害されたとする者の氏名・住所・連絡先
  • 掲載されている場所
  • 掲載されている情報
  • 侵害されたとする権利
  • 権利が侵害されたとする理由


特に重要なのは、『権利が侵害されたとする理由』です。口コミがなぜ権利侵害にあたるのか、その結果、どういった不利益を受けているのかを記載してください。

例えば、名誉を毀損する書き込みをされたのであれば、『投稿者が書き込んだ口コミがどのような理由から名誉権侵害となるのか』を根拠とともに明確にする必要があります。

郵送する際の注意点

書面は以下の宛先に送付してください。

163-1342
東京都新宿区西新宿六丁目5
1
新宿アイランドタワー
エン・ジャパン株式会社
「カイシャの評判」事務局 宛

【引用】カイシャの評判

念のため、普通郵便ではなく特定記録郵便で送付するようにしましょう。

また、『侵害情報の通知書兼送信防止措置依頼書』とともに、主張が正当であることを証明するための資料もあわせて送ってください。依頼書の提出だけでは、削除依頼が認められない可能性があります。

カイシャの評判への投稿者を特定する方法

会社への嫌がらせを目的として口コミの投稿がなされている場合、削除依頼が成功したとしても、同様の投稿が繰り返されるかもしれません。

そのような場合は、『発信者情報開示請求』により投稿者を特定し、直接的に相手の責任を追及していくことになります。

発信者情報はサイト運営会社に対して任意での開示請求もできますが、応じてもらえないことも多々あります。そのため、通常は裁判所の法的手続で開示請求をします。

具体的には、サイト運営会社にIPアドレス等の開示請求、インターネットサービスプロバイダ(ISP)に対する契約者情報(氏名、住所等)の開示請求という2段階の手続きを踏む必要があります。

手続きにかかる手間や負担が大きく、開示請求が認められるかどうかの判断も難しいため、弁護士に相談したほうがよいでしょう。

【関連記事】発信者情報開示請求とは|請求訴訟を行う具体的な流れ

 

なお、2022年10月27日までに改正プロバイダ責任制限法が施行されます。改正プロバイダ責任制限法では、従来2段階の裁判手続が必要だった発信者情報開示請求を、1回の非訟手続によって行うことができるようになります。これにより、被害者側の負担が軽減すると考えられるでしょう。また、ログイン時情報の発信者情報開示請求は、一定の条件はあるものの、明文で認められるようになります。

カイシャの評判の悪質な口コミを確実に削除したい場合は弁護士に相談

投稿された口コミが事実無根のものであるならば、早めに対処することが大切です。正確を期すのであれば弁護士に相談しましょう。

削除依頼が正当なものであることを証明できなければ、口コミのせいで会社に悪影響があったとしても、運営は削除依頼に応じることはありません。

しかし、ネットトラブルに精通している弁護士であれば、削除依頼の出し方はもちろん、発信者情報開示請求に関する手続きも任せられます。

口コミサイトへの対応に苦慮している場合は、まず相談してみてください。弁護士への依頼費用については、以下の記事をご参照ください。

まとめ

「カイシャの評判」に投稿された口コミを削除できるのは、以下の条件に当てはまる場合です。

  • 書き込み内容が事実と異なること
  • 利用規約に反していること
     

とはいえ、削除するかどうかは「カイシャの評判」サイドの判断次第ですので、投稿内容ごとに対応は異なるでしょう。

口コミを削除したい場合は、『侵害情報の通知書兼送信防止措置依頼書』を記載して、エン・ジャパンに送付してください。送付の際は、削除依頼が正当であることを証明する資料も添付しましょう。

削除依頼に応じてもらえなかった場合は、弁護士に今後の対応を含めた相談をすることをおすすめします。

ネットの誹謗中傷を
放置するのは危険です!

ネットの誹謗中傷を削除せず放置すると、以下のようなリスクが生じます。

  • 新規顧客の獲得が困難になる
  • イメージ低下による業績の悪化
  • 既存社員の離職率の増加
  • 求人・採用活動への悪影響
  • 取引先や顧客の信頼を損なう


また、SNSや他サイトで拡散され続ければ、完全な削除は難しくなってしまいます。

誹謗中傷の対応は時間との勝負です。

IT弁護士ナビでは『相談料が無料』の事務所も多数ございます。

少しでも早く誹謗中傷トラブルを解決したい場合は、お近くの法律事務所へご相談ください。

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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相護士ナビ編集部

本記事はIT弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※IT弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。

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