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インターエデュの削除依頼|書き込みが消される基準について

山岡 裕明
監修記事

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インターエデュには多くの受験情報に関する書き込みがされており、学校や学習塾の口コミの確認や子供の悩みの相談に、このサイトを利用する保護者は多いです。

しかし、保護者にとって、子供に関する教育は極めて重要な事柄なので、感情的かつ過激な投稿も少なからず見受けられます。

こうした投稿を放置すると、学校や塾の内部の雰囲気が悪くなったり、外部からの評判も低下します。その結果、入学や入塾の応募者数の低下にもつながります。万が一、被害に遭った場合は、多くの人の目に触れる前にすぐ対処するべきでしょう。

この記事では、インターエデュの削除依頼方法や削除基準などをご紹介します。サイトの書き込みや口コミに悩まれている場合は、参考にしてみてください。

インターエデュでの学校に対する誹謗中傷にお困りの方へ

インターエデュに学校の名誉を汚す投稿をされており、学校の評判が下がらないか不安で悩んでいませんか?

 

結論からいうと、インターエデュの利用規約に違反する内容の投稿は削除依頼を出すことで削除に応じてもらえる可能性があります。

もし、投稿者を特定して責任追及したい場合、弁護士に相談・依頼するのをおすすめします

 

弁護士に相談・依頼すると以下のようなメリットを得ることができます。

  • 投稿の内容が名誉毀損罪に当たるか判断してもらえる
  • 削除依頼を出すときのアドバイスがもらえる
  • 依頼すれば、発信者情報開示請求で相手方を特定してもらえる
  • 依頼すれば、相手方を刑事告訴して責任追及できる

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この記事に記載の情報は2024年06月06日時点のものです

インターエデュの削除依頼方法

インターエデュの削除依頼は、『掲示板削除申請』から受け付けています。

 

【引用】掲示板削除申請 - 受験の口コミならインターエデュ

入力項目をすべて記載し、削除理由を送信することで依頼を受け付けてもらえます。インターエデュの運営が削除対象に該当すると判断した場合、書き込みが消されるでしょう。

削除理由の例文

削除理由の記入欄には、削除を希望する書き込みがどのような違反行為に該当するのかを、明確に記載する必要があります。

<例1:個人情報の削除>

この書き込みに記載されている氏名は個人情報であり、掲示板の趣旨にも無関係なものです。プライバシーの侵害に該当しますので、削除対応をお願い致します。

<例2:誹謗中傷の削除>

この書き込みの「お金のない貧乏人が行く学校」という箇所は、学校や在学している学生への侮辱です。明確な中傷行為に該当すると思われますので、削除対応をお願い致します。

削除理由の入力は決して感情的にならず、削除するべき理由だけを簡潔に伝えるようにしてください。

※自分の投稿でも削除依頼が必要

インターエデュでは、自分の書き込みを自分で削除することはできません。削除をしたい場合は、上記と同様の削除依頼をする必要があります。

なお、削除理由も「自分の書き込みだから」という理由では認められません。通常の削除依頼の時と同様、書き込みがどのような違反行為に該当するのかを明確に記載する必要があります。

インターエデュ掲示板の削除基準

インターエデュでは、公式サイトで定められた削除基準に基づいて、削除依頼に応じるかを判断しています。削除基準に該当しない場合は、依頼をしても書き込みを消してもらえないのでご注意ください。

インターエデュで削除対象の書き込み

  • 違法行為に関する書き込み
  • 暴力、誹謗中傷、自傷行為に関する書き込み
  • 出会いに関する書き込み
  • 他人へのなりすましに関する書き込み
  • 卑猥、猥雑な内容の書き込み
  • 商用目的の書き込み
  • 他サイトへの誘導の書き込み
  • その他マナーに反する書き込み
  • 扇動目的の書き込み
  • 個人、団体の情報(個人名・団体名・所属・住所・電話番号・メールアドレス)に関する書き込み
  • 個人、団体に対する批判的な書き込み

上記内容の詳細については、『掲示板の削除基準』をご参照ください。

なお、以下ではインターエデュ上でトラブルが多い誹謗中傷の書き込み例をご紹介します。どのような書き込みが誹謗中傷として扱われるのか参考にしていただければ幸いです。

この学校の●●先生は、生徒に指導と称してセクハラを繰り返しています。

この学校は荒れ放題。学級崩壊なんてレベルじゃない。絶対に入らない方がいいです。

この学習塾のテストってよその塾の丸パクリです。

学校内で不倫をしている教師が多いらしい。子供への悪影響が怖いので、入学させたことを後悔している。

いじめが発覚しても何も対応せずにもみ消そうとされた。過去にも不祥事があったらしいし、いじめを容認している最悪の学校です。

進学校なのに入学後に子供の成績が落ちた。公立大への進学率5割以上とか絶対に詐欺でしょ。

※インターエデュの書き込みは、対象が特定されているか否かを問わず、罵倒するような表現や中傷行為は削除対象になります。

削除依頼が失敗した場合の対処法

明らか名誉毀損や侮辱などの『侵害行為』に該当する書き込みにも関わらず、削除依頼に対応してもらえない場合は、裁判所を通じての削除命令が有効です。

裁判(仮処分)で書き込み内容が削除対象に該当することを立証できれば、裁判所からインターエデュへ削除命令が出されます。裁判所からの命令であれば、削除に応じてくれる可能性が高いでしょう。

ただし、裁判手続きには法律の知識が必要不可欠です。個人での対応は難しいと思われますので、まずは弁護士への相談から検討するようにしてください。

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書き込みをした相手を特定したい場合

書き込みによって現実に悪影響が生じたり、大きな精神的苦痛を受けたりしているのであれば、書き込み犯人を特定して賠償金請求や告訴を検討した方がいい場合もあるでしょう。

インターエデュに書き込みをした人を特定する手続きの流れは、以下の通りです。

  1. インターエデュへ投稿者のIPアドレス開示請求
  2. 仮処分での開示要請(※インターエデュが開示に応じない場合)
  3. IPアドレスから投稿者が利用するプロパイダを特定
  4. プロパイダへ投稿者の個人情報開示請求
  5. 裁判での開示請求(※プロパイダが開示に応じない場合)
  6. 投稿者の特定


書き込み相手の特定手続きの流れや必要になる費用の目安については、以下の記事で解説をしています。詳細を確認したい場合は、あわせてご参照ください。

【詳細記事】ネット誹謗中傷の特定方法|書き込み犯人を調べる費用の相場は?

 

なお、2022年10月27日までに改正プロバイダ責任制限法が施行されます。改正プロバイダ責任制限法では、従来2段階の裁判手続が必要だった発信者情報開示請求を、1回の非訟手続によって行うことができるようになります。これにより、被害者側の負担が軽減すると考えられるでしょう。また、ログイン時情報の発信者情報開示請求は、一定の条件はあるものの、明文で認められるようになります。

書き込み相手を特定できる期間の目安

書き込み相手を特定できる期間の目安は、4ヶ月〜半年がおおよその目安です。

特定手続き

期間の目安

仮処分(IPアドレスの開示請求)

1〜2ヶ月

裁判(個人情報の開示請求)

3〜4ヶ月

特定手続きには時間制限がある

IPアドレスの保存期間はおおよそ3ヶ月が目安といわれています。そのため、書き込みから3ヶ月以上が経過している場合、投稿者を特定できなくなる可能性が高いのでご注意ください。

なお、仮処分の手続きにかかる期間も考慮するのであれば、遅くても書き込みから1ヶ月半以内には、特定手続きに着手しておくべきかと思われます。

裁判での対応は弁護士への依頼が必要

書き込み相手の特定に関する裁判では、書き込みの内容がどのような権利侵害に該当し、なぜ削除すべき書き込みなのかを、法的根拠を示して立証しなくてはいけません。

これらの対応には、IT分野と法律分野の知識が必要になります。これらの専門知識がないと、個人で訴訟を起こすのは難しいのが実情です。

確実な書き込みの削除または投稿者の特定を望むのであれば、弁護士への依頼は必要不可欠でしょう。ご自身での書き込み削除が難しい場合は、まず弁護士への相談をご検討ください。

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まとめ

インターエデュの削除依頼は、『掲示板削除申請』から受け付けています。

削除依頼をする際には、申請フォームの上記に記載された削除基準を参照の上、削除理由を明確に記載するように心がけてください。

ネット上の誹謗中傷トラブルは、被害が拡大する前に解決することが重要です。万が一、ご自身や学校の評価を陥れるような書き込みがある場合は、早急に対処するようにしましょう。

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参考:スタディチェーン - 大学受験コーチング塾「スタディチェーン」

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この記事の監修者
八雲法律事務所
山岡 裕明 (第一東京弁護士会)
2010年弁護士登録。情報セキュリティスペシャリスト。ITに関する法律問題に特化。2016年4月、日本で初めてアマゾンジャパンからAmazonレビューの投稿者情報の開示請求につき認容判決を勝ち取る。
ベンナビIT(旧IT弁護士ナビ)編集部
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本記事はベンナビIT(旧IT弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビIT(旧IT弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。
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