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gooブログへの削除依頼|誹謗中傷の書き込みに対する対処法
掲示板・SNS削除 公開日:2019.8.26  更新日:2019.9.13 弁護士監修記事

gooブログへの削除依頼|誹謗中傷の書き込みに対する対処法

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士
監修記事
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NTTレゾナントが運営するgooブログはインターネット上では比較的安心なサイトだといわれています。そのため、誹謗中傷など利用規約に違反する書込みがあれば、所定の削除依頼を行うことで管理者により削除してもらえる可能性は高いのかもしれません。

では一体どのような書き込みが削除の対象になり、その後はどういう経緯の流れをたどるのでしょうか?

この記事では、gooブログ への削除依頼の手続きや削除の基準、投稿者を訴える手続きなどについて詳しくご紹介していきます。

ネットの誹謗中傷を
放置するのは危険です!

ネットの誹謗中傷を削除せず放置すると、以下のようなリスクが生じます。

  • 身元を特定されて嫌がらせをされる
  • 仕事や職場での評価の悪影響
  • 家族や周囲の人まで誹謗中傷される
  • 周囲からの孤立やいじめの誘発
  • 取引先や顧客の信頼を損なう


また、SNSや他サイトで拡散され続ければ、完全な削除は難しくなってしまいます。

誹謗中傷の対応は時間との勝負です。

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gooブログの誹謗中傷を削除する方法

Gooブログの削除を依頼する方法は『お問い合わせ』から『gooブログ上における権利侵害の申告』をすることから始まります。その後はgooブログの指示に従うことが大切です。

Gooブログから提出を求められる書類は以下の通りです。

侵害情報の通知書兼送信防止措置依頼書

プロバイダ責任制限法に基づくガイドラインに従って決められている書式に記入し田原本

公的身分証明書

プロバイダ責任制限法に基づくガイドラインに従って決められている書式に記入し田原本

 

法定代理人であることを証明する書面

依頼者が未成年である場合、法定代理人(両親)が削除依頼をすることができます。この場合は、法定代理人であることを証明する書面(戸籍謄本等)が要求される可能性があります。

書類の提出後、削除に値すると判断されれば、書き込みを取り消してもらうことができます。削除までには、おおよそ2週間以上の期間を要することになるようです。

権利侵害とは

権利の侵害とは文字通りの意味なのですが、法律上保護される権利を侵害されることを意味します。

ここでいう権利には、特段の限定はなく、生命、身体、自由、財産、名誉、プライバシー、人格権など法的保護の対象となるものであればあらゆる権利が含まれます。以下は権利侵害の一例です。

権利侵害の例

名誉毀損

 

不特定又は多数人が見たり聞いたりできる状況下で具体的事実を示して他人の評価が下がるおそれのある言動をとること。

例:○○さんは不倫をしている・○○さんには前科がある

侮辱

 

不特定又は多数人が見たり聞いたりできる状況下で具体的事実を示さずに他人の評価が下がるおそれのある言動をとること。

例:○○さんはバカだ・○○さんは仕事ができない

肖像権侵害

本人が公開を許可していない肖像物を公開すること。

例:SNSやブログへの写真公開

プライバシー侵害

本人の私生活上の情報を正当な理由なく公開すること。

例:実名や住所が記載される・前科がばらされる

削除依頼メールの例文

削除の依頼をする場合のポイントは、法的根拠を示すことが重要です。

具体的には、該当する投稿が如何なる権利侵害を構成するのかを具体的に記載する事が必要です。

gooブログ ご担当者様

お世話になっております。
〇〇(名前や会社名など)と申します。

この度は、私に当てて投稿された誹謗中傷の削除依頼の要件で、ご連絡をいたしました。
削除依頼の対象は、以下の投稿です。

・URL
・投稿日時
・投稿記事の題名
・問題箇所のコピペ

上記投稿の「○○○」(問題箇所)という表現は、個人の権利(名誉権やプライバシー権など)を侵害するものであると考えられます。

この投稿により、○○(風評被害や精神的苦痛などの被害)が生じていますので、投稿の削除対応を依頼できますでしょうか。

ご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

このように、記事内容のどの部分がどんな権利侵害に該当するかを明確に記載することが重要です。

また、証拠として記事内容、書き込みが表示されているURLもスクリーンショット機能を使って保存しておくことを忘れないでください。

削除してもらえない場合の対処法

誹謗中傷の削除依頼をしてもgooブログ運営に応じてもらえなかった場合は、以下の2通りの対処法が考えられます。

削除依頼が失敗した時の対処法

  • ブログを書いた人に削除を要求する
  • 裁判(仮処分)で削除命令を出してもらう

ブログを書いた人に削除を要求する

個人のブログである場合には、問い合わせフォームを設置していることが多いため、そこから直接削除の依頼をすることが可能です。

メリット

投稿者の特定をする必要がないため、比較的簡単に削除依頼ができます。また費用もかかりません。

デメリット

ブログの管理者が誹謗中傷を行っている場合には直接依頼しても受け入れてもらえる可能性は低いでしょう。さらに相手を刺激して炎上するリスクも伴います。

裁判(仮処分)で削除命令を出してもらう

削除の対応をしてもらえない場合には裁判所に仮処分命令を申し立てることを検討するべきでしょう。仮処分とは、裁判所により暫定的な法的地位を認めてもらう民事保全手続の一つです。

特にインターネットなどによる誹謗中傷は拡散が早く、裁判にかかる長い時間を待っていれば、権利が害される恐れが高まります。そのため、仮処分手続で権利侵害の事実や保全の必要性が認められれば、裁判所から削除命令が出て、削除してもらえるでしょう。

本来ならば、「仮」の処分なので最終的な決定ではありませんが、インターネットなどの記事・書き込みを削除させることができれば、権利の実現が果たせることになるので本訴訟は行われないのが通常です。

削除だけでなく投稿者の責任を追求したい場合

投稿者の責任を追及する手段としては、刑事責任を追及する方法と民事責任を追及する方法の2通りがあります。

  • 刑事責任…犯罪行為について刑事告訴し、捜査機関の捜査権・起訴権の発動を求める。
  • 民事責任…投稿者に対して損害賠償請求を行う。

ここでは、民事責任を追及する方法にフォーカスして説明します。

まずは投稿者の身元を特定する

投稿者の身元を特定するには、まずgooブログに対して該当する投稿に関するIPアドレスの開示を求めます。

当該IPアドレスの開示を受けた後、これを管理するプロバイダ(ネット事業者)に対して当該IPアドレスを使用した者の契約者情報の開示請求を行うという2ステップが必要です。

大まかな手続きの流れは、以下の通りです。

投稿者の特定手続きの流れ

  1. gooブログへ投稿者のIPアドレス開示請求
  2. 仮処分(※開示に応じてもらえなかった場合)
  3. IPアドレスからプロバイダの特定
  4. プロバイダへ投稿者の個人情報開示請求
  5. 裁判(※開示に応じてもらえなかった場合)
  6. 投稿者特定

なお、開示請求の手続きには、裁判が必要になるケースがほとんどです。投稿者の特定手続きの詳細については、以下の記事をご参照ください。

【詳細記事】ネット誹謗中傷の犯人特定方法|必要な期間と費用の目安を確認

投稿者特定後の損害賠償請求

誹謗中傷の投稿者に対する損害賠償請求の大まかな流れは、以下の通りですが、いきなり民事訴訟を提起しても何ら問題ありません。

投稿者への損害賠償請求の流れ

  1. 任意での支払を求める(応じれば示談成立で解決)
  2. 民事裁判(任意支払に応じない場合)

まず投稿者に対して手続外で損害賠償請求をして、相手がそれに応じれば解決、応じなければ民事裁判を提起して請求するのが一般的です。

ただ、このような交渉や法律手続の実行には法律の専門知識が欠かせません。基本的には、弁護士へ対応を依頼されることをおすすめします。

誹謗中傷を行った者の責任

ブログで誹謗中傷行為をした者は、以下の2つの責任が問われる可能性があります。

  • 民事上の責任…損害賠償(慰謝料)の支払い
  • 刑事上の責任…刑事罰(懲役または罰金)

民事上の責任|損害賠償(慰謝料)の支払い

※以下はあくまで参考値です。明確な根拠があるものではありません。

<名誉棄損による損害賠償請求の相場>
一般人…10万円~50万円
事業主…50万円~100万円

名誉棄損の誹謗中傷に真実性は問われていませんが、虚偽の内容であった場合には慰謝料の額が高くなる傾向があるようです。

<侮辱による損害賠償の相場>
1万円~10万円

<肖像権の侵害による損害賠償の相場>
1万円~10万円

<プライバシーの侵害による損害賠償の相場>
10万円~50万円

<慰謝料が高額になり得るケース>
・マスメディアによる権利侵害があった場合
・有名人や芸能人が誹謗中傷を受けた場合
・ヌード写真を公開された場合

刑事上の責任|刑事罰(懲役または罰金)

  • 名誉棄損罪…3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金
  • 侮辱罪…拘留又は科料

※実際に拘留される事例は稀なようです。

なお、肖像権侵害とプライバシー侵害については刑事罰がないため、刑事責任を問うことはできません。

まとめ

不特定多数の人にさまざまな情報を発信することのできるもののひとつにブログがあります。手軽に始めることができますが、同時に個人メディアでもあるため、誹謗中傷を受ける可能性もゼロとはいえません。

悪質な書き込みに対してどう対処すべきなのかを知ることが重要になってくるでしょう。すぐにでも削除をしてもらうためには、専門家である弁護士の手を借りることも必要になってきます。

これ以上の事態の悪化を避けることができるよう、最善の対策を考えていきましょう。

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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相護士ナビ編集部

本記事はIT弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※IT弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。
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