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5ちゃんねる(5ch.net)の書き込み特定方法と注意事項
誹謗中傷 2019.3.1 弁護士監修記事

5ちゃんねる(5ch.net)の書き込み特定方法と注意事項

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士
監修記事
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5chでの誹謗中傷における最大の対処法は、書き込み犯人を特定することです。

「誹謗中傷により現実で大きな損害を被っている」「書き込みを削除しても何度も繰り返される」。このような状況であれば、投稿者に対して損害賠償の請求(訴訟または示談交渉)を検討したほうがよいでしょう。

この記事では、5chでの誹謗中傷の書き込み犯人を特定する方法をご紹介します。掲示板での誹謗中傷に悩まれている場合は、参考にしてみてください。

ネットの投稿者の特定には
時間制限がある!

誹謗中傷の犯人を特定できるのは、書き込みから3ヶ月以内といわれています。

ネット接続業者による投稿者情報の保存期間がおおよそ3ヶ月だからです。

ただ、特定手続きにかかる時間も考慮すると、1ヶ月半がタイムリミットといえるでしょう。

犯人を特定できないと…

  • 損害賠償(慰謝料)を請求できない
  • 誹謗中傷が繰り返される恐れがある


弁護士であれば、素早くスムーズに手続きが進められます。

犯人の特定を検討している場合は、お近くの法律事務所へお悩みをご相談ください。

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5chの書き込み犯人の特定に必要な手続き

5chの書き込み犯人を特定するには、犯人のIPアドレスを発行しているプロバイダに問い合わせ、個人情報(名前・住所・電話番号)の開示請求をする必要があります。

その際に行う手続きの流れは、以下の通りです。

  1. IPアドレスの開示請求|5chに対して
  2. 個人情報の開示請求|プロパイダ会社に対して

 

IPアドレスの開示請求|5chに対して

まずは、5chの運営に対して、書き込み犯人のIPアドレス及びアクセス日時(タイムスタンプ)の開示請求を行います。

IPアドレスとは

WEBサービスを利用する際に、インターネット機器(パソコンやスマホ)に割り振られる固有番号。

ただ、基本的には5chの運営は開示請求を任意で受け入れてくれません。そのため、IPアドレス等を開示してもらうには、裁判所から仮処分命令を受けてから、5chの運営に連絡する流れが一般的です。

裁判所に5chの書き込み内容と被害内容を提出して、その主張が認められれば、裁判所から仮処分命令が出ます。その後、5chに報告をすればIPアドレス等の開示がされるでしょう。

個人情報の開示請求|プロパイダ会社に対して

IPアドレスを特定できたら、そのIPアドレスを発行しているプロパイダ会社に対して、開示された情報を基に契約者情報の開示請求を行います。

プロパイダとは

インターネットに接続する際に、回線を通す役割を担ってくれる接続事業者。例:BIGLOBEやSo-netなど

プロパイダに契約者情報の開示請求をしたら、書き込みをした犯人にその通知がされます。犯人が開示を許可したら個人情報は開示されますが、拒否をした場合は個人情報を知ることはできません。

ただ、拒否をされても裁判で開示請求をすることは可能です。裁判で開示請求が認められれば、プロバイダから犯人の個人情報を開示してもらえます。

【詳細記事】発信者情報開示請求とは|請求訴訟を行う具体的な流れ

発信者情報開示請求が認められる条件

個人情報の開示請求は、プロパイダ責任制限法で定められている条件に該当していないと、プロバイダ会社から対応してもらえません。

個人情報の開示請求が認められる条件は、以下の通りです。

<プロバイダ責任制限法4条1項>
1.侵害情報の流通によって当該開示の請求をする者の権利が侵害されたことが明らかであるとき。
2.当該発信者情報が当該開示の請求をする者の損害賠償請求権の行使のために必要である場合その他発信者情報の開示を受けるべき正当な理由があるとき。

【引用】特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示

自分が誹謗中傷の対象で権利侵害(名誉毀損プライバシー侵害など)をされていることが明らかな状況で、初めて個人情報の開示請求が認められます。

※犯人特定手続きには期限がある

プロパイダでIPアドレス等についてログが保存されている期間には期限があります。プロパイダ会社によって異なりますが、携帯会社ではおおよそ3ヶ月が目安です。

この保存期間を過ぎてしまうと、誰が書き込みをしたか調べるのは不可能になります。そのため、時間が経ち過ぎている書き込みは、犯人を特定できないので注意してください。

開示請求や裁判などの手続き期間を考えるなら、遅くても書き込みから1ヶ月半以内に、特定手続きに臨んだほうがよいでしょう。

書き込み犯人を特定するメリット

5chで誹謗中傷を書き込んだ犯人を特定するメリットを2つご紹介します。

  • 誹謗中傷の書き込みがされなくなる
  • 損害賠償を請求できる

 

誹謗中傷の書き込みがされなくなる

5chの運営が削除申請に対応してくれたとしても、再び同じ内容の書き込みがされては意味がありません。しかし、個人を特定されてまで誹謗中傷を続ける人は、ほとんどいないでしょう。

プロパイダ会社から開示請求の通知を受けた時点で、それ以降の書き込みには歯止めがかかります。

インターネットでの誹謗中傷は、「匿名だからバレない」という心理が大きく影響しているので、その思い込みを崩せるのは、かなり効果的な対策といえます。

慰謝料を請求できる

個人情報を特定した後は、訴訟または示談交渉で慰謝料請求が可能です。書き込みの内容や被害状況によって相場は異なりますが、以下の額が大体の目安になるかと思われます。

誹謗中傷の内容

慰謝料の相場

名誉毀損(一般人)

10〜50万円

名誉毀損(事業主)

50〜100万円

侮辱

10〜50万円

プライバシー侵害

10〜50万円

プライバシー侵害(ヌード写真の公開)

100万円以上

誹謗中傷で請求できる慰謝料については以下の記事で解説していますので、詳細を確認したい場合はあわせてご覧ください。

【詳細記事】誹謗中傷で請求できる慰謝料の相場と弁護士費用の相場

犯人特定の手続きは弁護士へ依頼しよう

5chの書き込み犯人の特定は、個人でも手続きに臨むことは可能です。しかし、仮処分請求や裁判など、法律の知識が必要になる場面が多いため、基本的には弁護士への依頼が推奨されています。

上記でも触れましたが、IPアドレス等のログデータには保存期間があります。手続きに戸惑い時間が経ち過ぎてしまうと、個人の特定が間に合わなくなる可能性も否定できません。

また、書き込みの削除が遅れてしまうと、誹謗中傷の内容が拡散されて収拾がつかなくなる恐れもあります。誹謗中傷の対処は時間との勝負ですので、まずは弁護士への法律相談から検討してみてください。

弁護士への依頼費用の相場

犯人の身元特定から慰謝料請求に必要になる弁護士費用の相場は、以下の通りです。

 

着手金

報酬金

裁判費用

投稿者の身元特定

裁判外

約5万円~10万円

約15万円

×

裁判

約20万円~30万円

約15万円~20万円

6万円

慰謝料請求

裁判外

約10万円

慰謝料の16%

×

裁判

約20万円

慰謝料の16%

3万円

なお、書き込みをした犯人を特定するのにかかった費用は、相手に請求できるケースが多いようです。

ただ、依頼内容によっては、弁護士費用の支払いのほうが大きく費用倒れになる可能性もあります。ですから、法律相談の際に弁護士から見積りを出してもらい、それを踏まえて依頼を判断するようにしてください。

まとめ

5chの書き込み犯人を特定する手続きの流れは、以下の通りです。

  1. IPアドレスの開示請求|5chに対して
  2. 個人情報の開示請求|プロパイダ会社に対して

 

ネットでの誹謗中傷は、放置すると状況がどんどん悪化していく傾向にあります。悪質な書き込みを見つけた場合は、早急の対処を心がけるようにしましょう。

ネットの投稿者の特定には
時間制限がある!

誹謗中傷の犯人を特定できるのは、書き込みから3ヶ月以内といわれています。

ネット接続業者による投稿者情報の保存期間がおおよそ3ヶ月だからです。

ただ、特定手続きにかかる時間も考慮すると、1ヶ月半がタイムリミットといえるでしょう。

犯人を特定できないと…

  • 損害賠償(慰謝料)を請求できない
  • 誹謗中傷が繰り返される恐れがある


弁護士であれば、素早くスムーズに手続きが進められます。

犯人の特定を検討している場合は、お近くの法律事務所へお悩みをご相談ください。

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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相護士ナビ編集部

本記事はIT弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※IT弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。
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